すぐできるイラスト上達術『その2』…イラスト分析
イラストレーターの honöca*(ほのか) と申します。
前回の記事を読んでくださった方、スキを押してくださった方どうもありがとうございます。
まだ読んでいないよという方は前回をお読み頂けると理解が深まると思います。
今回はその2ということで、実践にすぐ使えるものをお伝えしていきたいと思います。ただ今回の講座は私が本や有料講座等から得た知識になるので、簡単なもののみをお伝えしたいと思います。
(今後詳細に関しては有料記事にて知識などもお伝え予定です)
前回の振り返りとして、イラストを沢山見ることをおすすめ しました。
それはイラストから得られる情報は多い、イラストの分析ができるようになるということを理解されたと思います。
ではイラストの分析はどうやるのかという内容に入りたいと思います。
まず皆さんにして頂きたいのは、視線誘導先を探ってもらいたいということです。
視線誘導とはなに?
視線誘導とは、簡単にお伝えすると人に意図した順番に見てもらう手法となります。
主に、商品パッケージや商品のメニュー表などに利用される手法になります。(他にもディスプレイやデザイン業界でも一般的に使われる手法です)
皆さんは、喫茶店や飲食店等でメニュー表をみることがあるかと思います。
その際、開いて左上からおすすめが表示されていて右上、左下、最後に右下に視線誘導されていることをご存じでしょうか?
これはZの法則と呼ばれる視線誘導のテクニックで、Zの形におすすめのメニューを配置することで視線を誘導しています。
下のURLはディスプレイの例にはなりますが原理は同じですので一度見てみるとわかりやすいです
このように視線誘導は人の視線をコントロールできるものと覚えてもらえるとわかりやすいかなと思います。
この視線誘導のテクニックを使うことによって、人の視線のコントロールをイラストにも活用するのが目的となります。
現代のイラスト文化ではSNSの普及で沢山みてもらえる機会は増えたものの、見る時間を換算すると1スクロールの時間…つまり1秒もないぐらいしか見てもらえません。
そこで、少しでも目に留まるイラストを描くためにはこの視線誘導のテクニックが必須となってきます。
これはうまいイラストレーターさんは必ず行っているテクニックなのでここを見つけれるかどうかが上手くなるためのカギともなります。
そこで皆さんには視線誘導がどこに活用されているかをイラスト分析することで勉強してほしいというのが主な目的となります。
ただ視線誘導をすぐ見つけることは正直難しいです。
私もなぜこのイラストに惹きつけられるのかを探すことが難しかったです。
ですが慣れてくるとあ、これかぁ!となることがわかってきたので
今回はその中でも一番簡単な視線誘導のポイントをお伝えしたいと思います。
皆さんはこの絵のどこに視線誘導ポイントがあるかわかりますか?
この視線誘導ポイントは2つあります。
この後ろの光が視線が流れるポイントとなっています。
そしてもう一つのポイントはこちらです
二つ目は、花束の部分を濃く描いているところがポイントとなります。
皆さんは粗密という単語をご存じでしょうか?
粗密とは
粗密は言葉の通りで、粗いところと細かいところを作ることになります。
これは……実は視線誘導にも使えるテクニックになります!
どういうこと?と思う方は下の画像を見てください。
点が密集している部分に目が行くということはイラストにも活用できます。つまり、わざと密集する部分を作る!ということがポイントとなります。
つまり私が描いたイラストで見てほしかった部分は、花束部分を見てほしかったということになります。
なので、花束部分は密度を濃く沢山描きこみ、他は軽く描きこむ程度にとどめているということになります。
他にも視線誘導のテクニックは沢山あるのですが、イラスト初心者さんはまずは見てもらえるポイントを作る!というのが一番かと思います。
なので、顔を見てほしい場合は顔を描きこむ!と決めて描くことがよいと思います!
そしてイラストの分析する際にまずは、イラストの描きこまれている部分を探してみる!がポイントとなります。
まとめ
上手いイラストには必ず視線誘導が使われている!!!
まずは描きこむ部分を決めて描く!!
イラストの分析では描きこまれている部分=密部分を探す!!
以上が今回のイラスト上達術その2となります。
色々説明がつたない部分や伝わりにくい部分もあったかと思いますが
ここを教えてほしいや、質問などはどうぞコメント欄におかきくださると助かります!
次回は顔の描き方についてをまとめたいと思います。
最後までご覧下さってありがとうございました!
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