腎不全
母が泌尿器科クリニックに通って数年がたった。年々悪くなっていく数値、ついに総合病院で診てもらうようにと紹介状をいただいた。
仕事を休み、紹介された総合病院へ同行。
一通り検査をし、来年あたりには透析を始めましょうと医師から説明があった。
透析は週に3回病院で医療的治療受けることになり、血液を入れ替える為に血圧が不安定になり具合が悪くなると聞いていた。
母は旅行や日帰り温泉、買い物は好きだがそれ以外はできるだけ家でゆっくりと過ごしたいと常日頃から口にしている。ルーティンとなる予定があるとストレスを感じるとも。
そんな母が週に3回透析に通う事になると楽しく通っている習い事をやめたり、たまに行く旅行も断念したり、色々な制限を受けながらの生活になる思うと家族として悲しくなる。
何とか透析を回避する方法はないかと考え、まずは毎日の食事を見直すことにした。
病院の栄養士さんに話を聞き、今まで良かれと思っていた減塩醤油(カリウムが入ってるものが多い)やたんぱく質を取ることは逆効果だったと知った。指導の通り野菜は生で食べず一度茹でてカリウムを洗い流すこと、たんぱく質と塩分は控えめにすることを心がけて食事を作ることにした。更に、コープのたんぱく質制限食を1週間お試し注文。そして腎臓病の為の料理本を図書館から借りて料理を研究。1ヶ月努力を重ねたところ翌月の検査では数値が良くなっていた。先生曰く、まだ楽観視はできないとの事。
ただ透析を始めるのは毎月の数値をみて時期を決めましょうと説明を受けた。
良い結果になり母もとても喜んでいる。まずは透析を遅らせることこれが日々の目標。
後悔のない未来のために、今何ができるかを考えている。