ファミレス行こ。が名作過ぎる！12話感想

一   狂児はズルいのか誠実なのか

悲しくて  悲しくて

君のこと 想うよ〰️〰️♪

第11話までのストーリーを思い出しながら ユーミンの「Hello my frend」を歌っていたのに… 12話を読んだら、急にシャ乱Qの「ズルい女」ですよ。 

「家で食べませんか？」って、簡単に誘う聡実君。カラオケ行こ！では「ヤクザに簡単に家は教えられません！」って言ってたのにね。狂児…顔…顔… 
いや、わかるよ。びっくりだよね。

聡実くん…だからのお土産リクエストだったのよね。もう、刺してしまう覚悟だったんだよね。 「僕のこと、何やと思ってる？」 どんだけ追い詰められていたのだろうか。 よく言ったな…

二人とも、肉まん、味してる？ 美味しい？ 551肉まん、これからトラウマになるんじゃないか？

 「いつかきっと肉まんを食べたら この恋を思い出して泣いてしまう」って感じで 私が泣いてしまうよ。どうしてくれる？ 

 そして、ゆるりと のらりと交わしていく狂児が、ついに撃ってきたよね。
いきなりね。 

小刀と拳銃じゃ、勝負にならない。 

「俺とどうなりたいの？」 
「俺をどうしたいの？」 

二人が 刺し違える日がこんなに早くくるなんて… 

たまに一緒にご飯を食べていく関係には もう戻れないだろう。 少なくとも 聡実君は… 

世間には、ラッキーって図太く奢られまくる子だっているよね。 でも、そういう子じゃないから。 まあ、聡実くんがそんな子なら、狂児もこんなに関わろうとはしなかったわけで。

聡実君は、本気で きっと 自分のことより 狂児のことを考えてた。 「好き」とかを越えて。
背負えるなら背負いたいと思うほどに。でも現実も分かっている。

「僕に背負える人じゃない…」

私が感動したのは、「俺とどうなりたい？」の問いに  聡実君は

触れたい、抱き締めたい、やっぱり会っていきたい…みたいなそういうことじゃなくて…  どう生きていきたいか…っていう深くて重いことを考えていたことなんだよね。

地球規模で、ものすごい流れで 狂児が、ヤクザでなくなったならば…とか 真剣に考えてる。そんな仮定は意味ないって思ったり、思い上がりも自覚しながら。

 狂児が、ズルい奴だったら、悪い男ならいくらでも適当に 甘くやさしく 組み敷いたりは いとも簡単だったのにね。

それ以前にね、

狂児、聡実くんが もし 刹那的に そう望んだとして

お前、そっちもいけるのか…？
完全ストレートじゃないの？

もちろん、「狂児は男も女もいけるからな」って組内の暗黙の了解だったとしても それはそれでいいね!
大歓迎なんだけどね。
「俺をどうしたいの？」
イケメンが言うと ものすごい破壊力だね。
狂児、やっぱり惚れたらヤバイ奴だ(涙)

散々、思わせ振りして、
仕掛けてきたくせに…なんて思わない。

恋をするのは、結局は自己責任だから。
(最初、ズルいぞお前!って思ったけどね。)
  

唯一交わされた約束が二人にはまだある。 

プレゼントがどういう意義付けとなり、 聡実君の幸せはどう示されるのかな。 

大外刈の技を仕掛けてでも、 一度は正面から 抱き締めて お互い「自分はどうしたいのか」 言い合えるといいね(涙) 

叶わない夢だとしても。

 考えると涙しか出ない。