ファミレス行こ。が名作過ぎる。13話感想①
肉まんが食べられない2024秋。私だけなのか…ほんとにまだ食べれていない。重症かもね…(^o^;)
12話まで読み返してみて、聡実君と狂児の 二人の互いの「好き」と私の願望は みんな全然違うよね。
「もう、好きでいいじゃん!付き合っちゃおうよ」なんて気楽で浅はかな自分と、相手の悲しみやら何やら全部 いっそのこと 背負ってしまいたい想いに駈られた聡実君と、(まだ 心情が明かされていないけれど) 多分、聡実君が居てくれるだけで それだけで十分な狂児と、 抱く気持ちは、みんなちがって、みんないい…とはならない この切なさよ…
10代の聡実君は、やっぱり 色々はっきりさせたいわけで、これは自分も 同じような時期を体験してるから すごくよく分かる。「あなたにとって、自分は一体何なのか。」
だいぶ昔、携帯のCMで、「答えが知りたいの!」って彼氏に電話かメールを送ってる女の子に、年配の人(おじいちゃん?)が 「もう、答えは出ている。気づいているだろう?」的なことを言う場面があって、通信手段の広告なのに、連絡とってはっきりさせたいと思う事自体が 別れへのカウントダウンになってしまう残酷さというか、
こんなシチュエーション、CMにしなくても…いや、何かもう見たくないって未だに覚えているという、あの若さゆえの 熱情…
14話で、再び、聡実君は「確認」を果たすため 狂児と対峙するのか、
それとも、あのラインは送られないのか…
それにしても、組長って情が深いよね…
マサノリは狂児にしか 事実を伝えず上京し紆余曲折して 本命の仕事もようやく上向いてきていて、父親と絶縁したつもりでいたけど、狂児の計らいで 父親は一番のファンとして手紙を送り続けている。絶妙な嘘と裏切りで父子を結びつけていて、当初、狂児の設定が「教師」だったというエピソードが何だかよく分かる気がする。
「死にたくなっても絶対こっちに来たらあかんよ」何回か聡実君に諭していて
さながら 反面教師のように 色々と注意してる。
「深夜の時間は思考力を鈍らせる」とか。
そして、ことごとく 言いつけを破る聡実君。お守りを渡しに、絶対来るなと言われた界隈に足を踏み入れる「カラオケ行こ!」
お守りを渡したいって、ものすごい恋心だよなあって 今更ながら切なくなる。
意に反して、何かを逸脱しようとする時、
意識を越えた強烈な何かが突き動いていて、若い聡実君の「まだ知らない自分」への模索は 時にひどく自己を傷つけてしまいそうで 14話が かなり怖いとすら感じている(涙)