妹の話

私には一つ年下の妹がいる。
彼女は産まれた瞬間から父や母に男の子が産まれたと思われるほど低い声で産声をあげたそう。
三姉妹で育った私は長女。彼女は次女。そして三女がいる。
もうそれぞれがいい大人。そんな私たち姉妹は、一人一人が骨のどこかしらに異常がある。
私は、10年ほど前に初めて発覚した骨の異常。別に私生活に支障があったわけじゃないけれど、一ヶ所だけ繋がっていないといけない腰の骨が半分ほど隙間が空いていて、年を重ねるにつれて影響が出てきた場合は、手術をしなければならないかもしれない。
これはもう生まれつきのもので、自力で繋がることはないらしい。
職業柄、座りっぱなしのため、肩凝りや腰痛が激しいのは日常だったのですが、それが30代半ばになって用心して病院へ行ってレントゲンとったら発覚となったわけです。

一番下の妹は、生まれつきの極度のO脚。本当にきれいにOに見えるくらいでした。
歩けなくなるかもしれないと言われながらも、大きくなるにつれてましになってきて、それほど目立たなくなりました。

そして問題の彼女は、10代の頃に右と左の足の長さが若干違うと診断されていました。
立ったときに時々痛いと言っていた気はする。
特に気にしなくても大丈夫ということで日々を生活していたのに、妹が25歳の時に父親から電話が来て、「◯◯がしゃべれない。立てない。とにかく今から病院へ連れていく」と連絡が。意識ははっきりしているとの事で、とりあえず連絡が来るのを待っていたら、「脳梗塞で入院することになった」と。
生まれつき心臓に小さい穴があいていて、そこから血栓が飛んで脳へ。言語障害という症状が出たようです。
手術は成功し、今でも薬をのみ続けながら、時々言葉に詰まることはあるけれど、今は言語障害が起こっていたことを思わせないくらい回復しています。
しかし、彼女には再び大きな病気が発覚。
重たい荷物を扱う仕事をしていることもあり、指への負担はすごく大きかったはず。
少しずつ手の指の形がいびつになってきてるなって思いながら何年も過ごしていて、だんだん痛みが出てきて、膝にも痛みが出てきたこともあり、ある日あまりの痛みに耐えれなくなり病院へ行くと、リュウマチと診断。
それはもう完治することはない病気。
良くなることはないけど、進行しないように薬をのみながら痛みを抑えることしかできない。
全身の骨に影響が出てくるかもしれないという感じです。
今は手と膝、くるぶし、外反母趾など、あらゆるところが腫れたり、水が溜まったり、水疱が皮膚の中に出来たりしています。
そして今日、父から連絡があり、「◯◯が来週手術することになった」と言われました。
どうやら、服を着替えているときに、ズボンをあげようとしたら、手の親指の腱がぶちっと切れて曲げたら曲がったまま戻らない状態になったらしい。
病院へ行ったら、すぐに「腱が切れてるね」とのことで、大きい病院を紹介され、手術の運びとなったそう。
それでも仕事は休まず行くらしいのですごい。
そこまでいくともう、親指の痛みはないらしい。

一生付き合っていかなきゃならない病気を二つも抱えながら、元気でいてくれることには感謝です。
妹よ、無理はせずこれからも共に頑張っていこう。
手術がうまく行きますように。

こんな感じで、時々家族との話もしてしまいますが、よろしくお願いします。

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