No.138食品って何?(寄生虫の感染予防)
おはようございます。
昨日は「野菜類・その他から感染する寄生虫」を書きましたが、今日は「寄生虫の感染予防」を書きます。
魚介・食肉類は加熱調理や冷凍保存によって、野菜類は洗浄によって、寄生虫の感染のリスクを減らせる。寄生虫感染予防のポイントは次の通り。
⚫️よく洗浄する
野菜の場合、水道水や中性洗剤溶液で振り洗いすることで、表面に付着している寄生虫や寄生虫卵をほぼ取り除ける。
⚫️熱湯消毒、加熱調理する
ほとんどの寄生虫は70度で1分程度の加熱をすることで死滅する。
⚫️冷凍処理する
魚介類や食肉類の寄生虫には、凍結に弱いものが多く、冷凍保存が有効。
死滅する目安は「アニサキス」と「日本海裂頭条虫」が−20度以下で24時間、猿腰ティスがマイナス20度で48時間、「旋毛虫」が−18度〜− 38度で10日以上、「トキソプラグマ」が−20度で8時間以上。
⚫️調理器具を消毒する
二次感染の元になるので、生の魚介や食肉を使った調理器具はよく消毒する。肉辺や汁が飛ぶこともあるので、作業台や布巾なども消毒することが大切。
⚫️手指を洗浄、消毒する
寄生虫のついた手指で、食品を扱うことによる感染を防ぐ。
次に続けます。
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