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No.44食品って何?(自給率No.2)
おはようございます。
No.41で、2014年の食料自給率を書いたのですが、その続きです。
ネットから転用します。
食料自給率とは、「一つの国で消費される食料のうち、その国で生産されているものの割合」で、「品目別自給率」と「総合食料自給率」があり、No.41は2014年の「品目別自給率」を書きました。
◼️品目別自給率の算出には、国内消費仕向量の算出が必要で、国内消費仕向量とは、1年間に国内で消費に回された食料の量、つまり、国内市場に出回った食料の量で、「国内生産量÷国内消費仕向量」で求められます。
例えば、2021年(令和3年)の「小麦」を見ると、国内生産量は109.7万㌧で、小麦の国内消費仕向量は642.1万㌧なので、品目別自給率は17%になります。
No.41の2014年の小麦の品目別自給率を見ると13%なので、自給率は7年間で4%上がったことになります。
が、コロナ禍を経て、2024年の自給率を見ればどうなっているのでしょうか。別の投稿で変化を追えれば、追っていきたいと思います。
◼️あとの一つ、総合食料自給率は、食料全体に共通基準を用いて、単位を揃えて計算、「カロリーベース総合自給率」と「生産額ベース総合自給率」があります。
◼️カロリーベースは、消費される食料をカロリーに換算し、その全体のうち国内生産で賄っている割合です。
2021年(令和3年)を例に計算すると、1人1日当たり国産供給熱量は860kcalで、1人1日当たり供給熱量は2,265kcalなので
38%になります。
No.41で記したカロリーベース(2014年)は39%でした。
2021年と比較して殆ど数字は変わっていませんが、1%は減少しているので、政府は自給率を上げる!とおっしゃってますが、効果は出ていないようはあります。
◼️生産額ベース総合食料自給率は、食料全体を生産額に置き換え、そのうち国内生産で賄われている額の割合で、「食料の国内生産額÷国内消費仕向額」の計算式です。
例えば2021年(令和3年)の食料の国内生産額が9.9兆円で、食料の国内消費仕向額が15.7兆円なので、63%になります。
次回に続きます。