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No.61冷凍野菜って何?(クレーム変色まとめ)
おはようございます。
No.58からクレーム内容をアップしており、昨日のNo.60は2ヶ月連続アップの投稿をしたく、一時クレーム記事中断(笑)、今日でまとめたいと思います。
冷凍野菜のクレームで多いのは、あくまで、私の営業上の経験ですが、夾雑物です。
夾雑物とは、当該野菜に付随する茎、莢、皮などですが、野菜そのものの色と似ていますので、混入します。
例えば、むき枝豆という商品なら、本来なら、むき枝豆だけが入るべきですが、枝豆の莢が入ってしまったりするクレームです。
これは製造工程中に、色彩選別、浮遊選別、目視選別などあらゆる選別工程を経ましても、ゼロにする事ができません。
また、今日のタイトル、野菜そのものの変色につきましても、クレームは多いです。
これは家庭内での取り扱い方によって、変色する場合が多いです(温度変化、乾燥、調理方法など)。
変色の多い野菜(変色の色は一例、違う色になる場合もあり)は、
・ジャガイモ(赤、緑、黒くなる)、
・ダイコン(青くなる)、
・ゴボウ(ピンク、黒くなる)、
・カリフラワー(紫になる)、
・なす(赤、ピンク、紫、緑など色々な色になる)、
・さつまいも(紫になる)
などなど、色々な色が現れます。
理由は、何回も書いています、
野菜のポリフェノール化合物が酸化酵素の働きによって空気中の酸素で酸化され褐変したり、
元々の野菜の色素(例えばアントシアニン系色素)が酸性により、赤色やピンク色になったり、アルカリ性により、青色や緑色に変色したりします。
分かりやすい例としましては、例えば、調理した鍋が鉄やアルミニウムであったり、水道水によって反応して、上記の色々な変色が発生したりします。
野菜(植物)を販売するというのは、野菜自体が生き物で、色々な事が発生します(計算・計画していても、その通りにならなので、臨機応変な対応が必要です。