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cheeeehan
No.229食品って何?(ビタミンK)
おはようございます。
今日は「ビタミンK」を書きます。
ビタミンKは、植物性食品に多く含まれる「ビタミンK1」と、腸内細菌や納豆などの発酵食品の細菌から合成される「ビタミンK2」の2種類がある。
必要量の半分程度は体内で合成されるので、一般的な食生活であれば不足の心配はありません。
ただし、抗生物質を長期間服用し、腸内の善玉菌が減っている人や、胆汁の分泌が悪くなる肝臓病の人は、不足する心配がある。
また、腸内細菌の働きが不完全な新生児も、体内でビタミンKを合成する量が不足するので、K2シロップで補う必要がある。
ビタミンKは血管内で血液が凝固するのを抑制する働きと、出血したときに血を止める働きという正反対の働きがある。
また、カルシウムが骨に沈着する際に、「オステオカルシン」というたんぱく質が必要になるが、
ビタミンKは「オステオカルシン」を活性化し、骨の形成を促す。
ビタミンKが不足しないように注意すると、骨粗しょう症の予防はもちろん、骨や歯を丈夫にすることに繋がる。
◎ビタミンKと一緒にとりたい栄養素
骨や歯を丈夫にする作用があるビタミンDやカルシウム、リンなどをあわせてとると、その作用がさらに高まる。
納豆、モロヘイヤ、ほうれん草、春菊、小松菜、わかめなどがビタミンKを多く含む。
次回に続けます。