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No.104食品って何?(3つの機能)
おはようございます。
食品には栄養機能、感覚機能、生理機能の3つの機能があります。
資料:学んだ通信講座「調理師講座」のテキストより
◼️栄養機能
生命維持や成長保持などに必要な栄養素を摂取しているという機能を果たしている。
◼️感覚機能
食品の味や香り、見た目や歯応えなど、人の感覚・嗜好性に影響を与える機能で食事に楽しみを与えてくれるのは勿論、食品の腐敗や異物の有無などを見分けてくれる。
◼️生理機能
健康増進や病気の予防・回復に一定の働きを持つ機能がある。
当機能を持つ成分には、機能性成分やファイトケミカルがある。
⚫️主な機能性成分
①ポリフェノール類
植物の種や葉などに多く含まれる、抗酸化物質。
体内で生成する活性酸素の消去、血中コレステロールの酸化を防止する作用がある上に、食事中の脂質の吸収阻害作用やアレルギー症状の緩和作用がある。
ポリフェノール類が多く含まれる食品は、リンゴ、ブドウ、ベリー類、タマネギ、セロリ、ナス、大豆、クルミ、ピーナッツなど。
また、飲み物では、コーヒー、緑茶、ココアなど。
②カロチノイド類
動植物に広く存在する、赤、橙、黄色素成分。
活性酸素の除去、動脈硬化の予防や、老化やがんの発生に対しても効果がある。
カロチノイドを多く含む食品は、緑黄色野菜、マンゴー、パパイヤ、柿、あんず、柑橘類、スイカ、とうもろこし、赤唐辛子、わかめ、ひじきなどの海藻、えび・かになどの甲殻類、いくら、卵黄など。
③ビタミン様物質
ビタミンと似た働きをする物質。
ビタミンと違い、体内で生合成できるため、必ずしも栄養素として摂取する必要がないもの。
毛細血管増強作用を持つルチン、胃潰瘍予防作用を持つメチオニン誘導体(ビタミンU)、疲労回復効果が期待できるL-カルニチン、コエンザイムQ10などがある。
よく、栄養補助食品でコエンザイムQ10配合商品を見かけますが、体内で生合成できるなら、体外から入れる必要はあるのかなあ?