楽曲に関して
こんにちは、今回ドイツのレーベルから全音源集がリリースされたので、せっかくだし楽曲の開設?とかをしてみようかなと思います。
1. Livin' On The Edge
現在のVocal、G・伊藤君が加入した際、彼に合わせて作った曲です。おそらくもはやご存知の方は中々少ないかと思うのですが、元々Risingfallは女性ボーカルで活動していました。その後、その女性ボーカルが脱退し元々ライブなどで知り合いになっていたG伊藤君に声をかけてみた感じでした。
彼と僕は元々Rainbow大好きオタクとしての縁があり、彼がグラハムボネットをこよなく愛していたため、頑張ってグラハムが歌ったら映えそうな曲を作ろう....としたのですが、結果としてかなり異常なハイトーンを求められる曲になってしまいました(笑) ギターのリフはRainbowのスポットライトキッド、コード進行などはLionsheartのLivin' In a Fantasyを参考にしていました。基本的にマイナーキーで構成されている曲なのですが、リフに少しスケール外の音が入っていたり、伊藤君のボーカルがすさまじく熱いこともあり、演奏していて非常に楽しく、よくライブの一発目でも演奏されることが多いです。そもそも、去年"Arise From The Ashes"というEPで、この曲が入っていたデモ"Prologue"を再録したのは、ライブで良く演奏する曲が今廃盤だったり、そもそもあんまり音質とか演奏がいいデモではないことに少し問題を感じていたからです。今後もちょいちょいライブでやるとは思います。
2. Kill By Wheels
基本的にRisingfallはKonoが曲を作っていますが、この曲はもう一人のギタリスト、Yoshiki作曲です。というか、ちゃんとリリースした音源で彼の作曲した曲は今のところこれだけです。ファーストアルバムに期待してください(笑) ある日、Yoshikiから、「Wild DogsのMetal Fuelみたいな熱い曲を作ったぜ!!!」という文章とともにこの曲の仮デモデータが送られてきたのですが、私にはどう聞いてもスレイヤーのミドルテンポ曲に聞こえました(笑)コード進行などは確かに参考にしているなと感じるのですが、原曲よりも非常に邪悪に聞こえますね(笑)
3. Epilogue
今のところ唯一の日本語歌詞の楽曲で、実は女性ボーカル時代からある曲です。それまではもっとメロディーのない曲が多かったのですが、自分なりに頑張ってメロディーを作ってみた結果がこれですね。リフの弾きやすさにつられて、キーがAの半音下になっているのも当初の音楽への理解の薄さが感じ取れます(笑) ただ、今聞いてもメロディーは結構いいですね。ギターソロに関しては、プログレ的なロングトーンのソロを目指していました。曲名からも察する方もいらっしゃるかもですが、大阪のプログレバンド、Pageantの名曲へのオマージュですね。なお、サビのコード進行とメロディーの載せ方に関してはMike Oldfieldの名曲、To Franceです。
4. Evil King
恐らく人生で3番目くらいに作った曲です。実はごく初期に無料配布していた極悪音質&演奏のデモにも収録されている曲です。最初は再録する気はあまりなかったのですが、割と何となく再録しました。曲的にはSatanやAvengerを参考にしていた節があります。
5. Hell Crisis
この曲も女性ボーカル時代からある曲です。というか実はEpilogue含め女性ボーカル時代のデモ音源が存在します。この曲はその当時いたベーシストで現在はPaleで活躍するWatanabe氏がメインで作った曲でして、それを再録するにあたりアレンジしなおして今に至った感じです。個人的には基本コード感やメロディーのアレンジメインで携わっていますが、今回の一番のお気に入りです(笑)。
6. Nightmare
これはAngraでの活動が著名なブラジルのメタルレジェンド、アンドレマトスがAngra以前にやっていたバンド、Viperの曲のカバーですね。リリースされた時期から見て結果的には、アンドレマトスのトリビュートみたいな雰囲気になってしまいましたが、元々特に理由なく、Viperのカバーやるか!みたいな謎のノリで練習を始めて、結果としてマトスが なくなった直後のライブで初お披露目という形になりました。実はコード進行が滅茶苦茶単純なんですが、とにかくサビの強烈なキャッチーさが凄まじいですね。
7. Cry For The Steel
ここから3曲は2018年にリリースしたEP、"Cry For The Steel"からの楽曲になり、これはそのEPのタイトル曲ですね。USパワーメタル的な熱い楽曲を作りたいと考えて作られた曲です。元々もっとシンプルだったのですが、中間パートは結構苦心して練りこもうとしていました。今聞くとちょっと冗長かなというパートもありますが、1回目のサビが終わった後のテンポダウンするところは今でも好きですね、ちょっと悪っぽくて(笑)
8. Promised Land
実はこの曲はG伊藤君が加入して少ししたくらいには作られていて、2016年ごろにはライブでも演奏していました。その後なぜかやらなくなったんですが、改めて聞き直したら意外といい曲なのでは?となり、このEPの時にちゃんと録音した感じです。わかる人にはバレバレだと思いますが、Vicious Rumorsのあの曲とか、Zeppelinみたいなミドルというかちょっとアップテンポのノリノリな曲を作りたいという気持ちが強かったですね。実際バンドのレパートリーの中でも乗りの良さ、演奏しているときの楽しさみたいなものは屈指だなと感じています。
9. Tyrant's Void
今聞きなおすとサビは結構キャッチーでいいですが、他はちょっと一辺倒な感じがしますね(笑) サビに関してはテンポが速くなりすぎていてわかりにくいですが、かなりアリスクーパーのポイズン参考にしてます(笑)
10. Far Britannia
ここから2曲は2017年にリリースしたEPからの楽曲です。この曲は、NWOBHMっぽいことをやるなら、ダークスターのアレとかライムライトのアレとか、とにかくドクタードクターのオマージュソングみたいなのやらないといけないのでは....? という謎の思い込みから作られた曲です(笑) ツインリードのコード進行に関してはもろにそんな感じで、実はAメロに関しては、とあるアニソンを参考にしました(笑) それもあってか、かなりAメロの出来に関しては気に入っています(笑)。また、コードのアレンジに関して、当時サポートで弾いてくれいてたAssault Attackのベーシスト、Sawamori氏が結構関与してくれています。彼の良く動くベースラインも魅力の一つですね。
11. Hot Rats Race
前の曲が割としっとりしていたのと対照に、この曲は割と熱い感じのパワーメタルを作りたいなという感じで生まれました。出来としては...まあまあですかね....(笑) リフはフランクザッパを聞いているときにふと思いついたので、こんな曲タイトルになっています(笑)。
12~14 Prologue
この3曲に関しては、曲の細かい話に関してはすでに最初でご説明しておりますので、EPに関しての思い出だけ....
これはボーカルがG伊藤君になってからだけでなく、そもそもバンドとして初めてお店とかにおいてもらった音源になりますね。それ以前にも極悪な出来のデモなどは配布していたりしたのですが、比較的ちゃんとした録音をチャレンジし、ジャケなども含めそれっぽい雰囲気でお金も頂くようになったのも初めてですね。今思うと結構やばい出来ですが、マニアックなメタルヘッズからほめていただいたのがとてもうれしかったです。
15~17 Tokyo Metal Fire
この3曲はバンドキャンプで無料配布していたライブ音源ですね、リリースしたのはFar Britanniaを出す半年くらい前です。我々はAssault AttackやMilitary Shadow, Bafometで活動しているテツと一緒にToyo Metal Fireという若手のメタルバンドを集めた企画ライブをやっていまして、その時の録音から数曲選んだのがこちらの音源です。そもそもこれを出した理由としては、Far Britanniaの録音前にとりあえずいったん世にこの曲を出したかったという感じですね....