noteを始めて気づいたが、書くべきことなんてそもそもなかったんだ

　勢い余ってnoteを始めたはいいが、書くべきことが特になかった。芸能人でもなんでも、SNSのプロフィール欄にnoteのURLがあると少しかっこよく見える気がする。ぼくはInstagramにちまちまいろんなことを投稿しているが、Instagramは結局写真がメインなので、つらつらと長い文章を添えても場違いになってしまうのではと思っていた。そこでnoteを始めたはいいが、写真は特に意識しなくとも、勝手にiPhoneのカメラロールにたまっていく。しかし文章（人に見せられるようなもの）は、やろうとしなければ生まれない。困った。書くべきことがあまりないことに気がついてしまったのだ。とりあえずはInstagramにも投稿しているような本の話を２つばかりこっちでも投稿してみたが、やっていることが変わらないのでは意味がない。

　（Instagramをひっそりやっているので、気になったらフォローしてみてください。これは９月ごろに焼肉に行った時の写真です。お気に入りのガンQのTシャツを着てトングを持っているのがぼくです。）

　もう特に言うこともないので、今回は自分の話をしようと思う。しかし、ダラダラと自己紹介（自分語り）をしてもつまらないと思うので、このインターネットという空間においての自分の話をしようと思う。

名前

まずは名前。
「いしろう」というのは、大好きなゴジラシリーズの第１作「ゴジラ」（1954年公開）で監督を務めた本多猪四郎と同じ名前だが、たまたまである。いろいろなモチーフをこねくり回していたら、この１文字にたどりついた。

アイコン

そしてアイコン。
　熔鉄怪獣デマーガだ。身長は50m、体重5万5000トン。2015年放送の「ウルトラマンX」第１話に登場した怪獣である。歴史書にも「天目亜牙」として記録が残っている怪獣が、ウルトラフレアの影響で蘇った。いかにも「怪獣」なフォルムがたまらない。なんといっても「X」は怪獣が魅力的である。ウルトラマンが喋ったり、怪獣よりも宇宙人にスポットがあてられがちな近ごろのウルトラシリーズにおいて、怪獣にも魅力的な設定や描写を交えた話が多い、ある意味原点回帰とも呼べる作品である。街を破壊する悪者や宇宙人が使う武器ではなく、あくまで地球上に存在する生き物のひとつとして、怪獣が描かれるのである。パイロット監督を務めた田口清隆監督のこだわりがうかがえる。
　また、防衛チーム・Xioの研究員である主人公・大空大地（おおぞらだいち）が、第１話で出会った宇宙人のことを、未知（数学とかで使うX）の超人（超→ウルトラ、人→マン）であることから「ウルトラマンエックス」と呼ぶように決めるシーンが好きだ。自分たちの住む世界に宇宙からいきなり超人がやってきた、という、人間目線の進行がとても印象的だった。

　物語中盤では第１話に出たのとは別の個体が、ダークサンダーエナジーによって、ツルギデマーガへとパワーアップする。写真は放送当時に発売されたソフビたちである。自転車で40分くらいかけて通っていた高校からの帰り道に家電量販店があり、受験勉強そっちのけで買いに行った。並べるとどっちもかわいい。

ヘッダー画像

続いてヘッダー画像。
これは、岐阜城からの眺め。岐阜県は地元ではないが、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」ですっかり馴染みのある県になってしまった。そこで、夏に見に行った。かなり高いところまでマスクをして歩いて登るのは大変だったのを覚えている。もともと歴史や大河ドラマが好きだったわけではないが、「シン・ゴジラ」（2016年公開）で主人公・矢口蘭堂（やぐちらんどう）を演じた長谷川博己が主人公の明智光秀を演じるとあって、それだけで見ない理由はなかった。物語は岐阜県（物語開始時点ではまだ岐阜という名前は存在しない）のあたりから始まるのだ。旅行に行ったことのある町の名前がニュースなんかで流れると、ふと見てしまう現象はおそらく多くの人が経験したことがあると思う。それと似たようなもので、これまでの人生で馴染みのなかった岐阜県もその「なんだかほっとけない地域」の仲間入りを果たした。また「岐阜」という名をこの地域につけ、岐阜城を建てた織田信長を、これまた大好きな染谷将太が演じているのも後から知って嬉しかった。一般的な織田信長像とは少し違っているような、新たに織田信長というひとつのキャラクターが誕生したように見受けられる。なお「麒麟がくる」はコロナ禍での制作延期などもあって、まだ放送中である。最後まで見届けたいと思う。

　ダラダラと自己紹介をしてもつまらないが、ダラダラと自分の趣味について話すだけのつまらない記事がひとつ完成した。しかし、もともと書くべきことなんてないんだ。思いついたことをこれからも書いていこう。焼肉の写真を見ていたら、焼肉が食べたくなってきた。