チームカラー
複数の会社を渡り歩いたが、会社によって本当に文化が違う。
同じ職種でも会社が変われば全く別物だ。
スポーツの世界も同じだろう。
サッカーというスポーツのルールは世界共通だが、日本と欧州では考え方がまるで違う。
南米はもっと違う。
南米ではマリーシアと呼ばれるズル賢いプレーは肯定されるが日本ではスポーツマンシップに欠く行為とされる。
欧州内でもイングランドのプレミアリーグとスペインのリーガエスパニョーラではサッカーの価値観が違う。
ビジネスに置き換えると公務員とベンチャー企業くらい違う。
さらに同じ業界でも文化が違う。
無数にある企業から自分にフィットする会社に出会えるのは奇跡に近い。
以前、幸運にも私の能力を限界まで引き上げてくれた企業に出会った。
企業というよりそこでふたりの天才と出会った。
残念ながら私はそこを去ってしまったが後悔はない。
ただ彼ら以上のビジネスパーソンをこの数年見たことがない。
どんな役職ある方と話してもピンとこない。
全てが無駄に見えてしまう。
天才のアプローチは非常にシンプルで乱暴だ。
それを具現化していくのが私の役目だった。
私にとって最高のチームカラーだったのかもしれない。
超攻撃的だった。
ただ身体を壊しがちだった。
今は超守備的なチームにいる。
とにかく守る。
何もかも。
しかしオーナー、監督は勝て、と言う。
チームカラーにもこだわる。
どちらかと言えば攻撃的に見せたい。
毎日どうやって?と思う。
とにかく複雑にして誤魔化す人が多いのだ。
パスは全てバックパス。
キラーパスは受けてより出しての責任になる。
もはやパスも出せない。
精神を壊しそうだ。
最近思うのは、
あれもこれも捨てて超ソリッドにしたら上手くいくような気がしている。
モウリーニョ監督率いるレアルマドリーの高速カウンターみたいに。
新たなチームカラーで勝利を掴みたいものだ。
そのためにはパートナーが必要だ。
エジルとロナウドのゴールデンコンビのように、
得点を積み重ねたいものだ。