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ちゃぶ台返し
トレンドに敏感な人は鋭い感性を武器に平気で過去を捨てられる。
慎重というか固定観念に囚われている人は過去を捨てられない。
特に成功体験。
そんな囚われ人は一年遅れくらいで、やっぱり変えなきゃ!みたいに得意げに語る。
まさにちゃぶ台返しだ。
例えば採用において、
中途採用で成り立ってきた業界は新卒採用にアレルギーを示す。
費用がかかる
育成に時間がかかる
すぐ辞める
でも中途採用だって同じでしょ、と気づいている人はむしろフレッシュな新卒を選ぶ。
以前私はある企業に新卒採用強化を提案したが、鼻で笑われた。
しかし競合が新卒採用で成功しているのを見て、
その企業のオーナーは新卒に舵を切るのも考えないとね、と一年後に言いだした。
だから言ったじゃん。
と言いたくなったが、ようやくわかってくれたかい、って気分だった。
だが、新卒採用強化しないなら中途採用で勝負する仕組みを一年かけて作ってきた私にとって遅いよ、って感じだ。
腰の重い企業はチャンスを逃す。
先頭を走ってないと変化への対応が遅れる。
変化はコントロールできない、ただその先頭に立つのみ。
ピータードラッカーの言葉が身に染みる。