打てる範囲は360度!クリケットのユニークなバッティング集
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noteを始めて、毎日のように更新するようになったので、今後もなるべく続けたいと思います。今回はクリケットのバッティングについてです。
クリケットは、野球と同様に、ボールをバットで打っていくスポーツですが、野球とは大きく異なる点がいくつもあります。それを踏まえて、今回はバッティングをについて触れていきます。
打てる範囲は360度
野球は前方90度のみがヒットゾーンで、残りの270度はファールゾーンですが、クリケットでは360度どの方向へ打っても得点となります。
野球では得点するためには、前方方面へボールを打たなければなりませんが、クリケットでは思い切って引っ張って打っても良く、あるいはバットを傾けて、ボウラーが投げた球の軌道を変えるように打っても構いません。
バッターボックスの概念なし
野球との大きな違いですが、クリケットではバッターボックスの概念がありません。野球ではボックスから離れてボールを打つことができませんが、クリケットでは前後左右に動きながらボールを打つことが許されています。
バウンドするボールの軌道を見切って、足を思いっきり前方に踏み込んでボールを打つことも許されていますし、逆に下がって打つことも可能です。
ユニークなバッティング
という野球との明確な違いを踏まえて、ここからはクリケットならではのユニークなバッティング集を紹介していきます。
レッググランス
まずは「レッググランス」。これはレッグサイド(身体の方向)の背後へ、ボールの流れを変えていくバッティングです。ほぼ身体めがけてやってくるボール(野球で言うとインコース)に入ってくるボールに対して、流し打っていきます。
フックショット
野球だと余裕にファールになってしまいますが、クリケットでは全然ありです。思い切って引っ張って、クリケットで一度に得られる最高点の6ランを狙っていきます。
レイトカット
相手の投げたボールの軌道を変えて、ウィケットの背面へ流し打つ技法です。映像はスリランカの名選手、マヘラ・ジャヤワルデネです。この技法で、相手のフィールダーがいないところへ狙って、4ランを狙っていきます。
アッパーカット
頭の高さまで来たボールに対して、下からバットを突き上げていく技法です。ボクシングのアッパーカットのようにボールをかち上げていきます。映像はインドの「クリケットの神様」と呼ばれた、サチン・テンドルカールです。
スイッチヒット
こちらは「スイッチヒット」。野球でいう「スイッチヒッター」は左右の両打席で打てる選手のことを指しますが、打席の概念がないクリケットでは、相手がボールを投げている最中にフォームを変えて、逆側から打っていくことも可能です。
クリケットの試合では1試合に1度は必ず見られるでしょう。これも相手の守備位置を意識しながら、誰もいないところへ4ラン、6ランを狙っていきます。
スクープショット
最後はスクープショット。これはユニークですね。
ボウラー側へ身体の向きを変えて、下からバットを振り上げて、背面へ向かって打っていく方法です。ボールの勢いを利用しながらも、相手の意表をついて背後へ6ランを狙っていきます。決まるとなかなか気持ちいいですね。
以上、クリケットのユニークなバッティング方法でした。
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