鹿児島Uターン・Iターン体験記① 伏見直人さん
発信を始める背景
こんにちは!卓間です。
7月からUターン・Iターンの体験記を発信することにしました!
昨年、息子の体調の関係で鹿児島に戻ったのですが、
鹿児島出身で大学から県外に進学し、そのまま県外で働いている友人たちから連絡を貰うようになりました。
彼ら・彼女らは鹿児島出身であるものの、鹿児島で働いたこと及び鹿児島のビジネスには触れないまま県外に出ているので、鹿児島のビジネスの知識がなく、気になる人もいるようです!
また、Uターン・Iターンのサイトを一通り見たのですが、あまり情報がまとまっているものが無かったため、情報発信することにしました!
記念すべき第1回は伏見直人さん。鹿児島に縁もゆかりもない状態から、鹿児島の人口120人の離島、硫黄島でIターン&起業した伏見さんのエピソードをぜひお読みください!
経歴
伏見直人 31歳
京都生まれ 北海道大学卒
2018年 グリー株式会社入社 /東京
2020年 株式会社キャリー 創業 /東京
2023年 株式会社国境離島革命団 創業 /鹿児島
経緯と決断の背景
2023年7月13日、東京で役員を務めていた会社のメンバーと鹿児島の硫黄島で起業することを決意。
会社名は「株式会社国境離島革命団」。国境離島に指定されている三島村・硫黄島に拠を構え、一見反社かと見間違えてしまうお名前ですが、理念は「日本の端っこからSNSで革命を!」とのことでこれから日本や世界を前進させてくれそうです!
もともと東京でSNS関連の事業を展開しており、まだまだSNSやPR領域が未発達の鹿児島で、鹿児島ナンバーワングルメというアカウントの運用や企業のSNS運用のサポート、鹿児島で唯一のインフルエンサー事務所の運営をされています。
さて、なぜ、メンバー4人全員が縁もゆかりもない鹿児島で起業したのか。
国境離島革命団の代表を務める伏見さんに聞いたところ、以下のような返答がきました。
移住先での生活環境
移住当初は週のほとんどを硫黄島で過ごし、週に1~2日ほど鹿児島本土で過ごしていたようですが、移住後一年経った現在は鹿児島市内で過ごす時間も長くなっているようです。島も市内も家賃や物価が東京に比べて安く、健康的な生活が送れているようです笑
硫黄島での生活
人口120人の島で生活しているようです。
インスタグラムの写真をご覧いただければと思いますが、テントサウナ、温泉、キャンプファイヤー、星空、一度は体験してみたい離島ライフを送っていますね!
鹿児島市内での生活
SNSで鹿児島の飲食店や企業をPRするのが仕事なので、主に天文館や鹿児島中央駅付近に滞在して、様々な方にインタビューしているようです!
最近は認知度が上がってきて、鹿児島市民であれば皆さん一度は見たことがあるアカウントになっているようです!
仕事やキャリアの変化
鹿児島では、上述の通りSNSやPRマーケティングが首都圏に比べて発達しておらず、困っている会社が多いそうです。一社一社、個々の会社に丁寧に寄り添って台本を用意し撮影に臨む日々で、お困りごとを解決できているてざわり感があるようです。
また、関東に比べて規模感が小さい企業様が多いので、より上流の部分に関われるのが面白さだそうです!
地域社会との関わり
硫黄島では島の保育園を手伝ったり、飲食店や民宿を運営し、溶け込んでいるどころか家族の一員のような実感を得られているそうです。
鹿児島市内でも、鹿児島銀行や鹿児島市が作ったコワーキングスペースを中心に色々な業種の方と繋がり、充実した日々を送っているようです。
なお、京都出身で北海道の大学を出て、東京でキャリアを歩んできた伏見さんから見て、鹿児島の最大の特徴は人の温かさとつながりの強さ、とのことです。鹿児島で知り合った同年代の方と仕事はもちろんのことサウナも通うようになるなど公私共に密な関係になり、家族が増えたような実感があるようです。
課題や困難、その対処法
ないそうです笑
ただ、仮に一人で来ていたら友達ができず、孤独だったかもしれないとのこと。伏見さんは、移住を考えているひとたちの受け皿、友達になれたらと思っているそうなので、鹿児島移住を検討している方はぜひ一度連絡してみると良いかもしれません!
鹿児島県民は、Iターンや外国籍の方が移住してきたときには、孤独にさせないような関りをする必要があるかもしれませんね!
将来の展望やアドバイス
将来の展望
「日本の端っこからSNSで革命を!」という理念の通り、SNSを中心としたスキルと発想力を活かして、鹿児島・九州の魅力的な企業・商品・サービスを遠くに届け、革命的な変化を起こしたい!と思っているそうです!
離島発で会社が伸びて上場なんてしたらとても夢がありますよね!
アドバイス
Iターン先で鹿児島を検討している方へのアドバイスを伺ったところ
「鹿児島は素敵なコワーキングスペースがたくさんあるから、ビジネスパーソンであれば利用すべし!」
とのことでした!
他にもあったらすみません笑
筆者はアクセスと運営メンバーとの仲の関係でHITTOBEをメインで活用しておりますが、セミナーやイベントでマーク名山やLi-ka、SOUUをスポットで使うこともあります。
どのスペースを使っても特徴的なのが、ひととの繋がりの多さ。
県外の方で鹿児島にくることを検討されている方はコワーキングスペースを活用して人脈を広めましょう!他県の人がびっくりするレベルで相性の良い方をご紹介いただけます!
筆者個人的なコメント
出会い
自分と伏見さんは、たまたま経営者セミナーで出会っで意気投合した仲です!SNSのスキルを持った素晴らしい経営者ですが、プライベートではお茶目な一面もあり親しみやすさも持ち合わせた方で、お酒も強く、自分も驚くほど鹿児島に溶け込んでいます笑
鹿児島に縁もゆかりもなく、東京で充実したキャリアを歩んできた伏見さんが鹿児島をチャレンジの地として選んでくれて本当に嬉しく思っています!(なぜか鹿児島市長?県知事視点?笑)
伏見さんは大学時代は学生のキャリア支援の学生団体のトップを務めており、自分は人事・人材の経験が長いため、タッグを組んで鹿児島の学生のキャリア支援をしよう!ということで、お互いの業務時間外の時間を使って、薩摩就活という団体を共同運営しています。※KYTに取り上げていただきました!
鹿児島の学生が前向きに納得したキャリア選択ができれば良いなと思っていますし、若者が既に50名以上集まるコミュニティとなったので、これからは県内外問わず様々な方とコラボして面白いものを生み出していきたいです!
勝手な野望笑
なお、SNS、PRという観点の話になりますが、先日鹿児島を訪れていた外国人と話し以下Xの投稿のようなコメントをもらいました、改めて鹿児島は魅力がとても溢れている地域だと思いました。だからこそ、外の人に伝えるのが難しい面があるのも事実だと思っています。
伏見さんのように、SNSやAIなど最新技術を駆使して「伝える」プロが鹿児島や九州で活躍したらもっと面白くなるのでは?と思っています。
県内外、国外も含めて、鹿児島や九州の価値が広がっていくきっかけになったら嬉しいなと思っています。
さいごに
最近Uターン・Iターンメンバーでコミュニティもできて、新しいビジネス開発の種も出来てきているので、ご興味ある方はぜひ自分までご一報ください!筆者のXやメッセンジャー、国境離島革命団のインスタのDM等でご連絡いただけるとありがたいです!
筆者のX
https://twitter.com/akinoritakuma