Criacao Shinjuku Procriar 攻撃陣大爆発!先制されるも快勝4連勝|東京都リーグ2部1ブロック第5節 試合結果
第57回東京都社会人サッカーリーグ
2部1ブロック 第5節
Criacao Shinjuku Procriar vs 三井住友海上サッカー部
●試合結果
Criacao Shinjuku Procriar 11 (0-1.11-0) 1三井住友海上サッカー部
●得点者
28分 三井住友海上 失点
50分 Procriar 中山凱斗(#17)
56分 Procriar 中山凱斗(#17)
57分 Procriar 鈴木優太朗(#9)
65分 Procriar 中山凱斗(#17)
71分 Procriar 鈴木優太朗(#9)
73分 Procriar 岡村裕介(#16)
74分 Procriar 岡村裕介(#16)
79分 Procriar 岡村裕介(#16)
80分 Procriar 吉田峻(#5)
88分 Procriar 岡村裕介(#16)
90+2分 Procriar 鈴木優太朗(#9)
前節から1ヶ月の中断を挟んで迎えた第5節。
対戦相手は一昨シーズン苦杯を飲まされた三井住友海上サッカー部。
1ヶ月期間が空いたということで、「第2の開幕戦」と位置づけ、
いつにも増して緊張感と気合いを持ってプロクリアルはこの試合に臨んだ。
試合はプロクリアルの燃えるような気合いとは裏腹に静かな展開で進む。
バックラインの佐々木(#6)滝澤(#14)を中心に後ろから丁寧に繋ぎ、前線までボールを運ぶが、あと一歩というところで精度が追いつかず、なかなかゴールに迫ることができない。
なかなか攻略の糸口を見つけ出せないまま試合は進み、前半20分辺りからは相手にボールを握られ始める。過去公式戦3試合ではあまり見られなかった展開だったが、キーパー公文(#12)や中盤の若杉(#7)の的確なコーチングにより、集中力を切らすことなく試合は進んだ。しかし前半28分、一瞬の隙を突かれる。
左サイドからのクロスを近藤がクリアしたところを相手に拾われ、ゴール右隅に技ありシュートを決められてしまう。
喜びを爆発させる相手チーム。「初めての失点で絶対焦るぞ!」と言う声が全体にかかり、明らかに勢いづいていた。
しかし、このような逆境にも焦らないのが今年のプロクリアルだ。(筆者はベンチにて気丈に振る舞うも隠しきれぬ動揺から目の焦点が合わず)
キャプテン若杉がイレブンをピッチに集め、いまやるべきことを再確認。
落ち着いた声掛けに定評がある横川(#1)ポジティブ男三富(#22)のピッチ外からの声掛けもあり、相手にのまれることなく試合を進めることができた。
失点後は大和田(#77)を起点にサイドから攻撃を展開させる。しかし、プロクリ自慢の両翼、小椋(#13)野沢(#20)のクロスやシュートは無情にも相手キーパーにキャッチされてしまう(ドンマイ!!)
この日、1トップとして出場した押本(#3)も愛娘(#6ヶ月)が今シーズン初の観戦に来ていたということもあり、奮闘する。得意のポストプレーからチームに良いリズムをもたらし、ゴールに迫るも得点には至らず。(次こそ!!)
失点後、相手を攻め立て続けたが結局ゴールを奪うことはできず、前半は終了する。
まさかのビハインドでの折返し、ベンチでは後半の巻き返しに向けた話し合いがされる。
そこで、今シーズンより加入した近藤(#2)より伝説的名言が発せられた。
「信じて疑うな」
この一言によりプロクリメンバーはこれまで積み上げてきたことを改めて思い出し、
“俺たちなら絶対に逆転できる!”という気持ちをしっかり持つことができた。
余談だがこのとき近藤(#2)の目は完全にキマっていたとのこと(若杉談)
後半からの巻き返しを図るプロクリアルはメンバー変更を行う
投入されたのは今回の筆者である、私中山(#17)
気合十分で「絶対逆転するぞ!」と叫びながらピッチイン。佐々木(#6)によるとこのとき中山(#17)は緊張、焦りから目に涙を浮かべていたとのこと。
この焦りは思いがけず早いタイミングで払拭されることになる。
後半5分、若杉(#7)の技ありループパスから中山(#17)が抜け出し、相手をかわしてニア上を抜くシュート。クロスバーに弾かれたところを鈴木(#9)が押し込み、ゴール!!
鈴木(#9)のポジションがオフサイドだったのではないかと相手が抗議するも、クロスバーに弾かれた時点でボールはゴールを割っており、中山(#17)のゴールということで認められる。
ここからプロクリアルのゴールラッシュが始まる。
後半11分クロスの名手、野沢(#20)からのクロスボールを、同じく名手の小椋(#13)が折り返す(少し雑なパス)
ペナルティエリア中央で待ち構えていた中山(#17)がボールを収め、ゴール右上隅にボレーシュートを決める。
まだまだ止まらない。
逆転から1分後、中山(#17)のドリブルが流れたところを鈴木(#9)が技ありダイレクトシュート。
これがネットに突き刺さる。あまりにも鮮やかなゴールに鈴木(#9)は「うますぎる!!」と自画自賛しながら、ベンチに向かい、ベンチメンバーたちと喜びを共有する。
その8分後には、相手の不用意なパスをカットした吉田(#5)が1人でゴール前までボールを運び、巧みなスルーパス。これをまたもや中山(#17)が決め4-1。(吉田中山ホットラインには今後も注目)
後半半分の飲水中断を挟むと、ここからはプロクリ1のムードメーカー(諸説あり)岡村(#16)のターン。
投入後早速、思い切りの良いシュートを放つ。これは惜しくもキーパーに弾かれるも、嗅覚が鋭い鈴木(#9)が反応し、落ち着いて流し込む。(みんなが喜ぶ中、岡村(#16)は悔しさを爆発させる。これには最年長小椋も苦笑)
この悔しさを晴らす瞬間はすぐにやってきた。
名手野沢(#20)が絶妙なタッチ(自分の身長よりも高い)で抜け出し、ペナルティエリア内からクロス。ファーサイドに岡村(#16)が飛び込みゴール。これが嬉しい今シーズン公式戦初ゴール!
(岡村はゴールを決めると誰にも追いつけないスピードで走り始める。今回も例に漏れず、筆者はハイタッチをすることはできなかった。)
岡村(#16)まだまだ止まらない。右サイドから一人でボールを運び、ペナルティエリア外からミドルシュート。誰も予測できないシュートがゴールに突き刺さった。これには一番近くで見ていた大和田(#77)も驚きのあまり笑うことしかできず。
その5分後にもショートカウンターから岡村が抜け出しループでゴール。
岡村は自慢のスピードで早すぎるハットトリック。
その後は途中出場の下浦(#27)西川(#18)がピッチを駆け回り、相手に追い打ちをかける。
西川(#18)のクロスを起点に中山、吉田ホットラインから吉田(#5)が2戦連発ゴール
上原(#4)の技ありクロスから岡村(#16)の4点目(一度キーパーに弾かれたことによりアシストにはならず)
鈴木(#9)の3点目などがあり、
蓋を開けてみれば11-1。
昨シーズンまでのプロクリアルなら間違いなく難しい展開になっていたであろうこの試合。
これまで積み上げてきたもの、仲間とのつながりを信じて疑わなかった結果、ピッチ内で最高のプレーを表現することができ、4勝目をあげるができた。
残り10節、難しい試合が続くが、1つずつ勝利を重ね必ずプロクリアルが昇格を掴み取る。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
筆者:中山凱斗