Criacao Shinjuku Procriar 90分間攻守で圧倒。5発完勝で開幕5連勝|東京都リーグ2部1ブロック第6節 試合結果
第57回東京都社会人サッカーリーグ
2部1ブロック 第6節
Criacao Shinjuku Procriar vs 第一三共サッカー部
●試合結果
Criacao Shinjuku Procriar 5(3-0.2-0) 0 第一三共サッカー部
●得点者
30分 Procriar 大和田歩夢(#77)
35分 Procriar 中山凱斗(#17)
45分 Procriar 押本祐輔(#3)
46分 Procriar 佐々木太郎(#6)
71分 Procriar 奥野立己(#10)
前節大量得点で勝利し勢いに乗るプロクリアル。
対戦相手は14位の第一三共。
上位陣が全勝してる中、プロクリアルも勝ち点を絶対に落とすことができない重要なゲーム。
昨年は第3節以降に勝ち点を落とし、昇格が難しい状況になったので、その経験も踏まえ、全員が勝利に燃える。
全員がアップから魂をぶつけ、心ひとつに試合に臨んだ。
試合は開始からプロクリアルがボールを持つ展開に。開始10分、プロクリアルにチャンスが生まれる。相手のボールを奪った小椋(#13)が中山(#17)→吉田(#5)→野沢(#20)へと展開し、本日も名手野沢(#20)のクロスに若杉(#7)→押本(#3)→中山(#17)と繋ぎ、中山が1人交わしてシュートを放つも、相手DFのブロック。直近練習している即時奪回からのカウンターが活きたシーンだった。
さらに猛攻は続く。前半20分、近藤(#2)からの縦パスを受けた押本(#3)が中山(#17)へスルーパス。中山のシュートは惜しくもキーパーにキャッチ。プロクリアルがゴールに果敢に迫る。
再びチャンス。相手から奪ったボールを吉田(#5)が拾い、押本(#3)へのスルーパス。キーパーと1対1も決めることができず。
多くのチャンスがありながらも活かしきれず、焦る押本。(いい加減決めてくれという雰囲気は感じていた)
前線が中々点を取れずにいた時間帯にピンチも到来。一本のパスで背後取られ、あわやキーパーと1対1のシーンも、佐々木(#6)、滝澤(#14)の粘り強い守備と大和田の素晴らしい戻りでゴールを死守。絶対に無失点という魂が感じられる素晴らしいplayだった。
スコアレスで迎えた前半30分、ついに動く。
佐々木(#6)のロングボールに反応した大和田(#77)が相手に競り勝ちそのまま独走。ゴール左隅に冷静に流し込み、プロクリアルついに先制!!
喜びを露わにした大和田は、駆け寄った押本をスルーして観客席へ行き、見に来てくれたおうがくん、ゆうがくんのもとへ。クリアソンファミリーの為に、全身全霊で戦う大和田らしいゴール、大和田らしいゴールパフォーマンス。ナイスゴール!!
プロクリアルの攻撃は止まらない。
35分、相手のボールを奪った吉田(#5)が中山(#17)→若杉(#7)と繋ぎ、もう一度中山へ繋ぐ。ボールをもらった中山(#17)は迷わず縦突破し、左足で振り抜く。見事右隅のネットに刺さり、2点目を獲得。前節ハットトリックの男が本日も躍動。
※中山君の応援に来ていた女の子はいませんでした。
さらにチャンスは続く。
38分、滝澤(#14)のロングフィードに小椋(#13)が反応。最年長にも関わらず、クロスが下手と後輩に言われ悔しくがっていた名手小椋が、最高の動きだしから顔に見合わない優しいクロス。最後は若杉(#7)の左足ボレーも相手キーパーのナイスセーブ。
※小椋のあまりにもいいクロスで、少し動揺したのかもしれない。
その後も攻め続ける。前半アディショナルタイム、相手のボールを拾った押本(#3)が、カットインからのロングシュート。これが相手に当たりコースが変わり待望のゴール。
オウンゴールという周りからのやじがありましたが、審判のジャッジは正真正銘押本のゴールに。
※みんなからの祝福嬉しかったです。
前半を3-0で終える。
ハーフタイムには、若杉(#7)、佐々木(#6)中心に、守備はボールを取られた後の切り替え、即時奪回。
攻撃はゴール前の精度をあげることを課題とし、もう一つギアを上げていこうという指示が出る。
メンバー変更せず後半をスタート。
開始早々、試合は動く。
ホイッスルと同時にプロクリアルのハイプレス。前から連動してプレスを駆け、相手の縦パスを佐々木(#6)がインターセプト。
佐々木(#6)→若杉(#7)→吉田(#5)と繋ぎ、再び佐々木へ。
DFの佐々木がゴール前まで走り、落ち着いて左上にゴール。
前半、ハーフタイムに「もっと決めないと」
「ラストの精度が低すぎる」と言っていた本人が、有言実行のゴール。
「これだよ!こうやって決めんだよ。」とでも言いそうな佐々木に、周りは何も言えず。。。
※案の定、試合後に自分のゴールについて言及していた。毎度の佐々木節。
後半開始から、ハイプレスと佐々木の素晴らしいゴールで相手を圧倒する。
2分後もチャンス到来。
前からのハイプレスでボールを奪い、押本(#3)から吉田(#5)へパス。再びリターンをもらい押本のシュートも僅かに枠の外。
55分、ベンチが動く
押本に代えて奥野(#10)
野沢に代えて西川(#18)
フレッシュな選手を入れて、5点目を狙う。
60分、近藤(#2)からのロングボールに2列目から反応した若杉(#7)がトラップしてシュート。ゴールかと思いきや、オフサイドの判定。
63分、代わったばかりの西川(#18)も積極的にロングシュート。ベンチからもガンガンゴール狙っていけ!という声も後押しし、迷いなくシュートを選んだ。
65分、待望の5点目が生まれる。
佐々木(#6)→吉田(#5)→若杉(#7)と繋ぎ、若杉からダイレクトで大和田(#77)の背後に。大和田はダイレクトでクロスをあげて奥野(#10)のシュートがゴールイン。5点目を奪うことに成功。
直近クロスからのシュートに取り組んでおり、練習した成果が出た素晴らしいシーンだった。
70分、大和田に代えて岡村(#16)を投入。
奥さんも応援に来ていたこともあり、ピッチに入る際、「さあ〜行こうぜ」と敢えて大きな声を出し、俺が出るぞと奥さんに必死にアピールする岡村。今日も燃えてます。
75分、小椋に代えて上原(#4)、若杉に代えて鈴木(#9)を投入
79分、西川からポケットへ上手く抜け出した奥野(#10)へパス。それをダイレクトで奥野がクロスをあげる。鈴木(#9)のシュートは惜しくもミートしなかったが、途中交代した選手が攻撃を活性化させる。
安定した攻撃には安定した守備が不可欠。
この日もバックラインの佐々木(#6)、滝澤(#14)、近藤(#2)の3枚は安定していた。危ないシーンはほとんどなく、彼らの背中は非常に頼もしかった。
※近藤は母親、彼女さん、彼女さんの妹を連れて来ており、90分間至る所で愛を振りまいていた。
今季初スタメンの横川(#1)も、試合前は緊張していた様子を見せていたが、90分間堂々とplayし、ポジティブな声を掛け続けていた。
89分、岡村(#16)が魅せる。
近藤からのパスをもらった岡村は、カットインして中に切れ込み、左足で強烈ミドル。
惜しくもポストに嫌われるが、観客席、奥さんを魅了するパンチの効いたシュートが炸裂した。
結局、なかなか6点目が取れず試合終了。
5-0で勝利し、勝ち点3を手にした。
試合後のミーティングでは、成果と課題の2つの話があった。
昨年第3節以降勝ち点をこぼして昇格を逃したが、今年は着実に勝ち点を取れている。積み上げてきたものが公式戦で少しずつ形になってきており、今季の公式戦の手応えを感じると話す。
一方、これだけのチャンスを作りながら5点しか取れなかったことに危機感を感じると、キャプテン若杉からのコメントもあった。
残り9節、難しい試合が続くが、今まで積み上げてきたもの、やってきたことを信じて一戦一戦闘うのみ。絶対に勝つという強い気持ちを全員が持って挑み続ける。次節も勝ち点3を貪欲に奪いに行きます。
引き続き応援よろしくお願いします。
筆者:押本