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Criacao Shinjuku Procriar ジンクスを乗り越え開幕3連勝|東京都リーグ2部1ブロック第3節 試合結果

第57回東京都社会人サッカーリーグ
2部1ブロック 第3節
Criacao Shinjuku Procriar vs 野村総合研究所サッカー部

●試合結果
Criacao Shinjuku Procriar 3 (2-0.1-0) 0野村総合研究所サッカー部

●得点者
20分 Procriar 下浦健太郎(#27)
48分 Procriar 小坂彰真(#8)
69分 Procriar 吉田峻(#5)

チームとして山場と捉えていたリーグ戦第3節。
前節のマッチレビュー筆者である小坂(#8)が奇抜な文章力を発揮していたので非常にやりづらいが、一旦気にせずに綴っていこうと思う。

スターティングメンバー


直近2シーズンでは開幕3連勝をしたことがないという、
1部昇格を目指すProcriarにとっては非常に深刻な問題があった。
昨シーズンも第3節で初黒星を喫し、チームの歯車がやや狂った記憶がある。
昇格に向け何としても勝ち点3を獲りたい気持ちを全員が持ち、アップから中山(#17)を中心にフルスロットルで臨んだ。応援にも多くの方が来てくださり、全員が強い意志をも持ちピッチに入った。

立ち上がりは両チームとも背後への配球に徹し緊迫した展開をみせるも、
最終ラインの佐々木(#6)、滝澤(#14)、近藤(#2)のこまめなラインコントロールと声掛けで相手に隙を与えない。ベンチメンバーも声を絶やさずチームを鼓舞する。特にこの1試合を通して横川(#1)からの声掛けはピッチ内を鼓舞し続けていた印象だ。
セカンドボールへの反応速度と攻守の連動性で徐々にProcriarが優勢になってきた
前半20分、良い時間帯で先制点を奪う。

最終ラインの滝澤(#14)からスペースに落ちた下浦(#27)へ縦パスをいれ前向きの若杉(#7)へダイレクトで落とす。そこから→野沢(#20)→小坂(#8)と繋ぐと最後は後方から駆け上がった下浦(#27)が冷静にゴール左下へ流し込む。
相手と味方の状況を見てポジションを取り、連動した攻撃によってゴールを奪う。
今シーズン積み上げてきたものが発揮されたゴールとなった。

ベンゼマの真似をする下浦(#27)


その後も野沢(#20)や奥野(#10)の積極的な攻撃参加と、若杉(#7)と上原(#4)の高精度な配球、大和田(#77)の予測とポジション取りで優位に試合を進める。
セットプレーを与えてしまう場面もあったが、GK公文(#12)の好セーブにより相手の反撃の芽を摘む。

その後も得点のチャンスを演出するもオフサイドの判定やシュート精度不足により追加点が奪えない状況が続く中、前半ロスタイムに小坂(#8)が魅せる。
佐々木(#6)のインターセプトからの縦パスを受けると、上原(#4)とのワンツーからゴール右隅に華麗なコントロールシュート。最高の時間帯に待望の追加点を奪うことに成功した。

嬉しい時は嬉しい小坂(#8)


ハーフタイムには若杉(#7)、佐々木(#6)。公文(#12)、押本(#3)を中心に会話をし、
追加点を奪いに行くことを共通認識として持つ。
齢32の最年長小椋(#13)の檄もあり一層気を引き締めるProcriar。
前半の勢いのまま後半に臨んだ。

ベンチメンバーも盛り上げていく


後半立ち上がりから何度も相手ゴールに迫るも、あとひとつゴールには及ばない展開が続く中、途中から入った小椋(#13)と吉田(#5)がチームに勢いをもたらす。
後半24分、前線からの連動した守備からボールを奪うと小坂(#8)からフリーの吉田(#5)へパス。そのまま思い切りシュートを打ちゴールへねじ込んだ。
公式戦初ゴールを決めた吉田(#5)のもとにはチームメイトもすぐに駆け寄り喜びを共有した。この瞬間は何度あっても最高だ。

新加入吉田(#5)喜び大爆発


その後も岡村(#16)、中山(#17)、西川(#18)などフレッシュなメンバーを中心に攻撃の圧力を強め、ピンチの場面でもDFラインは佐々木(#6)を中心に声を出し続け集中を切らさずに試合終了。相手に隙を与える瞬間があること、試合終盤に失速してしまうこと、得点を重ねられなかったこと等、今後改善すべき課題は出たものの見事開幕3連勝を飾った。


せっかくなのでこの場を借りて筆者下浦(#27)の感じていることを最後に記してマッチレビューを終わりたいと思う。
先制点を決めた瞬間、真っ先に浮かんだのはベンチメンバーの顔だった。
スタメンで出たい気持ちを押し殺してチームを応援する難しさ、自分が出ていない完成度の高い試合を見る嬉しさ以上の悔しさ、そんな葛藤を抱えた経験があるからこそ真っ先に喜びを共有したかった。これまでの悔しさがあってこその喜びだと共有したかった。

今シーズン主力として試合に出続けている大和田歩夢(#77)はチームメイトの活躍を誰よりも喜ぶ姿勢を常に周りに見せている。かつ自身も結果を出しているからカッコイイ。
(プレー中以外は基本ふざけている人だけど。笑)

『チームで戦う』
口で言うのは簡単だが、個人としての過程や結果を求める部分とチームメイトを頼る部分の区分けは非常に難しい。個人を追求しすぎると個人スポーツになり、頼りすぎると甘えていると映ってしまう。繋がりに逃げないというベースがあるからこそ繋がりを大事にする組織であれると感じている。

発散したので戻そうと思う。
『このチームで結果を出したい』
結局のところ今の自分にはこれしかない。
それぞれが色んな葛藤や想いを持ちながらも一つの北極星を目指すこのチームで笑いたい。今までの葛藤は間違ってなかったと自分自身に証明したい。そう思っている。

まだ3連勝しただけ。
昇格のためにはまだまだ乗り越えなければならない壁がいくつも待っている。
だからこそ、Procriarに関わる全ての人達と喜びを共有するために高め合っていきたい。
次の試合も全員で勝利を目指しますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!

筆者:下浦 健太郎

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