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【#ProcriarFilms】Vol.17 「熱量の正体」 下小牧歩

『あゆむさんが言う熱量、熱量って何なんですか?今日だって相手より声も出してたし、元気もあったじゃないですか?それで熱量が足りないって言われてもわからないです』

リーグ終盤で5敗目を喫し、昇格の可能性が0になった際、その年に加入したメンバーからぶつけられた言葉である。

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少し過去に遡る。

CriacaoShinjukuProcriar(以下プロクリ)は、現在JFL所属のCriacaoShinjukuのセカンドチームにあたり、5年ほど前までは、トップチームと活動を共にしていた。
練習も、練習試合も同じ時間を過ごし、このチームを1から創ってきたメンバーから与えられる影響は大きく、Criacaoとは何なのかを感覚的にそして、体全身で感じていた。

そんな中、全ての活動をトップと別々に行う現体制となり、徳島キャプテン(※OB)を中心に今のプロクリの体制を創ってくれた。

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その際もチームの2/3程度は、元々トップチームと一緒に練習していたメンバーであり、尚且つ全体の1/3は、この Criacaoという組織を1から創ってきたメンバーであった。

現メンバーに比べると技術的には劣る?(笑)かもしれないが、確かにそこには毎試合毎試合『熱量』が存在していた。

それが当たり前のように浸透していて、
自分も周りから熱量を受け取り、自分も周りに熱量を与えながら過ごす勝負の世界が堪らなく好きで、毎週末が楽しみで仕方なかった。

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時は経ち、古株のメンバー達が様々な事情でチームを離れ、昨年はチームメンバーのおよそ半分が新加入メンバーとなった。

ちなみに、この時のリクルーティングは、
現GM兼キャプテンの山内崇裕さんと、現代表の森一樹さんと、毎晩議論して人材要件を話し合った。加入希望のメンバーと面談を重ねて、必死の想いで今のメンバーと結ばれ、間違いなく今後のプロクリを支えていくであろう人財が集まってくれた。

体育会でバリバリやってきた、いわゆるサッカーの実力も申し分ないメンバーだ。

そんな中で闘ったシーズンは、蓋を開けてみると、シーズン通して5敗。順位もプロクリ史上最低の結果となる。

そして、そこにはこれまで自分が体感してきた『熱量』が無かった。

一般的に言われる『熱量』は、確かにそこにあったと思う。
ただ、 自分が感じてきた、Criacaoが表現してきた『熱量』では無い。

そして、『熱量』が足りないと伝え続けて、あの言葉をもらった。

めちゃくちゃ考えた。言語化することが全てでは無いと思う。ただ、言葉にしないと伝わらない。

Criacaoが紡いできたあの『熱量』って何なのか。

その末に辿り着いた、自分なりの『熱量』に対しての答えが、

『自分の在りたい姿に対する想いの強さ』

ここに行き着いた。

自分自身が
どういう人間で在りたいのか。
どんな存在でいたいのか。

これまで、自分に大きな影響を与えてきてくれた先輩方は、ここをほんとに強く持っていた。

仲間を勇気付ける存在でいたい
苦しいときに仲間を助けられる人で在りたい
誰よりも信頼される人間でいたい
本気で繋がってる仲間でいたい

だからこそ、チームがどんな状況でも声を張り上げ、時には仲間に本気でぶつかり、目の前の相手に絶対負けない姿を魅せてくれていた。

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一人一人必ず『在りたい姿』は持っている。ただ、それをどれだけ強く想ってるんだっけ??

各メンバーと話し合いを重ね、それを問うていった。

そして、新たに始まった今シーズン。
始動してから、在りたい姿を強く持っているメンバーの姿は本当に頼もしい。

少し前に進めたな。そんな気持ちだ。

ただ、全員がそれを体現できているわけではない。

ここを突き詰めていくことで、この組織の価値は高まり、少しずつ周りにも影響を与えられ、結果として僕らが掲げている理念に近付いていくのだと思う。

プロクリは、各々が普段は違う場所で働いている。

そんな彼らがこのプロクリで自分自身と向き合い成長し、各場所でリーダーとなり真の豊かさの体現者として、世の中に豊かさを広めていってほしい。

まだまだ道半ばではあるが、プロクリがどんな組織になっていくのか。

この文章を読んでくれた皆さんも注目してくれると嬉しいです。

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下小牧

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