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ウマとクルマ

misskey.io競馬部 アドベントカレンダー2024の企画(12月14日)に寄稿した記事です。
サムネは2年前に中京で撮ったクリスマス仕様のサイレンススズカ像です。

初投稿です。:これはまじ:

misskey.io競馬部員の皆さんも、そうでない方もこんにちは。
最近で乗った乗り物は何ですか?
やっぱり電車?バス?それとも馬車?
競馬場行くにしてもいろいろ乗りますもんね。
私は高知競馬場に行くときは、愛車のBMW M3で行きます(隙自語

さて、師走ももうすぐ折り返し、明日は2歳GIの朝日杯FS《フューチュリティステークス》もありますね。
今回はせっかくの機会をいただいたので、私の競馬以外の趣味であるクルマ趣味にからめて、”馬っぷり”のある自動車メーカーについて書き連ねていきます。予想コーナーもあるよ。


「厩舎」所属の「F1ドライバー」

まずはこちら。大本命。
皆さんはイタリアのスーパーカーブランド、「フェラーリ」を知っていますか?

このフェラーリという会社、ちょっと極端に言うと…
レース資金を稼ぐために高性能な自動車(スポーツカー)を製造・販売する
というスタンスで創業時からやっています。
NYSEでのティッカーシンボル(企業名や代表する商品などに由来する独自のコード)に至っては「RACE」《レース》です。徹底してますね。
そんな会社ですから、F1(フォーミュラ・ワン)も1950年の第一回大会から参戦しているんですが、そのチームの名前は
スクーデリア・フェラーリ」。
スクーデリア(scuderia)はイタリア語では元来馬小屋とか「厩舎」という意味です。
競馬っぽく言うと、
 フェラーリ厩舎(伊)所属のシャルル・ルクレール騎手(仏)
となるわけです。なんか実際にいそう。

跳ね馬

後足で立ち上がった馬の図柄を使用するため「跳ね馬」の愛称を持つ。この紋章はイタリア語で「カヴァッリーノ・ランパンテ」(Cavallino Rampante )といい、「Rampante」は紋章用語で「気負い立ち」を意味するため、直訳では「気負い立ち馬」であるが、英訳では「(後肢で前へと)跳ねる馬」(Prancing Horse )となっている。

Wikipedia「フェラーリ」より

発走直前のゲートの中ではあまり見たくない。
創業者のエンツォ・フェラーリはこの「跳ね馬」を1932年頃から自分のマシンに使っていたようです。(フェラーリとしての会社創業は1947年)
そのフェラーリがF1で初優勝したのが1951年。
イタリアの競走馬でいえば、ネアルコが生まれたのが1938年。同じく無敗馬のリボーが生まれたのが1952年です。今のイタリア競馬にもなんとか頑張ってほしい。

対抗"牛"

余談ですが、「ウマ娘プリティーダービー」ではマルゼンスキーが愛車の「タッちゃん」という赤い"スーパーカー"に乗っているシーンがあります。実はあのクルマのモデルはフェラーリではなく、同じイタリアのメーカー
ランボルギーニの「カウンタック」とされています。
(ウマ娘世界なので、馬が跳ねてるのは・・・となったのでしょう)

ランボルギーニは馬ではなく水牛がエンブレムに描かれています。
もともとトラクターの製造会社だったのに、急にスポーツカー業界に進出したきっかけは、
①創業者の乗っていたフェラーリの部品代が高すぎてキレる
②わざわざフェラーリ本社に行って文句を言う
③しっかり無視される
もういい、俺が作る。
という流れ。
上記は脚色もあると昔から言われていますが、勢いがあって好きですね。

六甲山の牧場にこんな子もいるみたいです。


三菱牧場

(小岩井のコーヒー牛乳おいしいよね)
イタリアのメーカーじゃピンと来ない?
日本にも馬ばっかりだった自動車メーカーがあるんですよ。

今は馬要素なくない?

ちょっとだけ残ってます。
カーラインナップにエクリプスのクロスがありますね。4x4のクロスです。
四駆《フォーウィールドライブ》ですよ。

ウマもクルマも走るから

馬の駆けるイメージを使いたかったのでしょう、
実は、過去にはこれだけの「お馬さん車名」がありました。
・コルト / Colt
 若い牡馬。とねっこかわいい。
・スタリオン / Starion
 種馬…ではなくヘラクレスの愛馬「アリオン」+「Star」のカバン語。
・エクリプス / Eclipse
 日食のこと。ただスタリオンの後継車なので、どう考えても
 あの名馬ですよね三菱さん。
 エクリプスクロスはこれから名前をもらったSUVモデル。
・シャリオ / Chariot
 2頭立て2輪馬車。タンクじゃないほうの戦車。この車はミニバンです。
・ランサー / Lancer
 槍騎兵。これは馬というか鞍上というか。

※トラック部門(ふそう)には「キャンター」(=駈歩)という名前のトラックもあります。田口キャンター

当時の重役に馬好きがいたとしか思えないんですよね。
シランケド。

そして朝日杯FSの予想

◎アルテヴェローチェ
名前がなんか速そう。
というより冠名「ヴェローチェ」は「速い」という意味のイタリア語です。
速いんでしょ、本命決まったね。
アルヴェローチェが阪神JFを獲りましたし、2歳マイルはヴェローチェで二冠。これだね。

ともかく実力はあると思っているので、この記事に関連して(?)
下記の2頭をからめた買い目でもアリだと思っています。
〇アルレッキーノ(イタリアの道化役)
〇ミュージアムマイル(鞍上がイタリア出身デム次郎)

※ちなみにアルテヴェローチェのオーナー、大野さんは愛媛県でも有名なフェラーリコレクターです。経営されている会社の福利厚生には社員へのフェラーリのレンタルもあるとか。

最後に

予想クッソ適当ですまんかった。
久しぶりに長い文章が書けて楽しかったです。
ネタがあればミネストローネさんのMisskey競馬新聞にもちょろっと寄稿できたらいいな~、と考えています。

少し早いですがよいお年をお迎えください。
りょーちる


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