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ワークブック パフォーマンスの記録と分析

昨日は、Tableauの裏側で何が起きているか?を解説しました。
発信したところ、ワークブックの裏側が見れると安藤様からコメントを頂いたので、(自分で聞くのを我慢し)、一旦自分で調べてみました。

結果ですが確かに。VizQLの裏側は見えないのですが、SQLがどう書かれたかはワークブックパフォーマンスで確認することができました。

ワークブックとパフォーマンスの記録

https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/perf_record_create_desktop.htm

改善するには、事実データが必要です。
Tableauのパフォーマンスが遅くなった際には、事実データを確認し対策を考えましょう。何の操作が不可がかかっているのか?その動作は最小限にできないか?改善策を考えるのに大切ですね。

主に記録できるイベントは以下になります。

  • クエリの実行

  • クエリのコンパイル

  • ジオコーディング

  • データ ソースへの接続

  • レイアウト計算

  • 抽出の生成

  • データのブレンド

  • サーバー レンダリング (Tableau Server のみ)

記録と確認方法

  • Tableau Desktopを開きます。(publicはできないようです?!)

  • メニューバー → ヘルプ → ”設定とパフォーマンス” → ”パフォーマンスの記録を開始” で、ログ取得を開始します。

  • ダッシュボード操作後→同上手順→ログ停止

数秒後、下記の画面が表示されます。
ダッシュボードは2つ。シートは5枚です。全て英語表記。

サマリー


詳細

詳細は下記のブログでも扱ってくれておりますので、確認してみてください。とにかく、パフォーマンスが遅くなったら、パフォーマンスの記録と分析で事実データを取得できることを知っておくといいことがありそうです。

パフォーマンス最適化へのヒント【公式】
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/performance_tips.htm

データがクリーンで質問の構造と一致しているほど、ブックが迅速に実行され、物事が簡単になります。分析に必要なデータにのみ接続します。

ほとんどのブックをすばやく実行する素早く簡単な方法は抽出です。リアルタイムデータを必要としない場合は、大量の行を使用しないでください。

ダッシュボードが遅い場合、大部分は設計が原因です。特に、1つのダッシュボードに多数のグラフがあるか、多数のデータを一度に表示しようとしていることが原因です。シンプルにする。ユーザーは、すべての情報を表示するのではなく、詳細を徐々にドリルダウンし、フィルター(プル分析)を実行できます。

不要なデータを操作する必要はありません。参照するフィールドおよび返す記録の粒度の観点両方から。フィルターを使用して、未使用のフィールドを非表示に集計します。

データを減らすときは、フィルターを効率よく使用してください。

文字列と日付は低速で、数値とブールは高速です。

ブックの効率かに特効薬はありません。最初にパフォーマンスの記録を見て、時間がかかる場所を把握します。時間のかかるクエリ?クエリが多いのか?計算が遅い?複雑なレンダリング?この知見を活用して労力を適切な方向に活用します。

最新バージョンへのアップグレードは、他に何も必要とせずに、パフォーマンスを向上させる場合があります。

データソースが低速である場合は、Tableau Desktop で低速になります。Tableau Desktop が低速である場合は、Tableau Server で低速になります。

パフォーマンス調整は、環境、データ、分析、およびブックのコンテキストに大きく影響します。ある状況で上手くいっていることが、別のケースで上手くいかない場合もあります。御社固有のケースでは何がうまくいくのかを確認してください。


ワークブックのパフォーマンスの最適化

太字箇所が今回記事で扱った範囲ですね。やはり『設計』が大事だと感じるBIツール。設計があっての、VIz。シンプルな設計を意識したいと思います。


今日の野鳥

メジロ(Warbling white-eye
この鳥も欧米では見られない鳥の一種です。体毛が黄色、目の回りが白いことから『メジロ』と呼ばれています。サイズはスズメより小さくよーく観察しないと見つけづらいです。この時期は美味しそうな柿を突いて食べております。本日は柿の上に乗りながら柿を食べるメジロを撮影。夕焼け前、いい光が柿を照らしオレンジ色がひき立っていました。四字熟語の『目白押し』はメジロが由来。和名は室町時代から。古くから愛されている野鳥を見るのは感慨深いです。

photo by Kazuhiro Sasa

歴史メモ。

wikipediaより

SASA


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