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チームのニーズに合わせた分析環境と3ライセンス

下記ヘルプをまとめます。
https://www.tableau.com/ja-jp/pricing/how-to-decide

チームのニーズに合わせた分析環境

組織の分析ニーズは様々であり、それに沿って3つのライセンスを選べるようになっています。ヘルプを引用し、自分なりに整理しておきます。

Tableau Creator

Creator (クリエイター) は、組織の中でデータソースに接続し、自身や他のユーザーが利用できるものをデータから作成する人を指します。組織で現在、レポートを作成し、メールや共有ドライブで配布している人がおそらくこれに当たります。アドホック分析を行って、より深い質問の答えをデータから引き出している、データのパワーユーザーです。
Tableau を使い、Creator は生データから意味や目的を引き出します。乱雑なデータもクリーニングして、分析できる状態にし、準備します。手際よくスピーディーに複雑な分析を行い求めている結果を出します。また、Creator は作成したビジュアライゼーションやデータソースを組織に対してパブリッシュするので、それらを利用する他のユーザーもかつてないほど業務の向上を図ることができます。このようなチームメンバーには、革新的なインサイトを見出す潜在能力を引き出せるようにする、強力な分析プラットフォームが必要です。
その言葉が示す通り、Creator は、チームの他のメンバーが Tableau プラットフォームで利用するコンテンツやデータビジュアライゼーション、データソースの大半を作成します。

組織に合ったユーザーの組み合わせを決定する方法

クリエイターは名前の通り、作成する人
作成する?何を?
自身や他のユーザが、利用できるもの。
それは何?
質問の答え。
質問とは?
状況に応じた質問をし、意味や目的を設定した状態。
その意味や目的を達成する質問の答え(結果)

そして、この質問の答えを探すために
・データ接続
・データ準備
・データ分析
・データ共有・配布
がTableau Creatorです。

配布の中の手段してレポートがあります。
なので、単なるレポート作成ではなく、質問に対する答えを作成し共有するCreator。そのための機能(データ接続〜共有排風)をフルで用意されているライセンスです。


Tableau Explorer

Explorer (エクスプローラー) は現代のビジネスユーザーであり、変化を実際に引き起こす人々を指します。職名に「 アナリスト 」が入っていなかったとしても、データの扱いには慣れています。ビジネスを前進させることを目指しており、データを詳しく調べて自身の質問の答えを見出すニーズを持っています。その答えは多くの場合、あらかじめ用意されたレポートの中には見つかりません。
現在の組織ではおそらく、Explorer は他者からレポートを受け取り、それを自らのニーズに合わせて別のデータポイントと組み合わせているでしょう。ピボットテーブルや VLOOKUP 関数はとても使い慣れており、データに関する自分の質問には自分で答えを出そうとします。
Tableau で、Explorer はパブリッシュされたデータソースを使って自分で新しいワークブックを作成することも、作成済みのワークブックやダッシュボードを出発点として分析を行うこともできます。そしてそのすべてを、ブラウザでもモバイルデバイスでも行うことが可能です。それだけではありません。当初のレポート作成時には答えが明らかになっていなかった可能性がある、さらに深い質問を投げかけて答えを導き出します。これまでとはまったく違う形で、チームはデータを探索し、分析フローを維持することができます。

組織に合ったユーザーの組み合わせを決定する方法

Explorerは、データを受け取るだけではなく、パブリッシュされたデータを使って、変化を実際に引き起こす人々。受け取ったあとは別のデータと組み合わせたり、さらに深い質問を投げかけ答えを導きます。探検家のようですね。すでに用意された概観地図をもとに、詳細に飛び込んでいく。そんなイメージで名前と連動しておきます。



Tableau Viewer

Viewer (ビューアー) は、データを情報源にして、自分の意思決定の質を向上させる人々を指します。日常業務の多くでデータを必要とするチームメンバー、重要なプロジェクトでチームの進捗を確かめる人材マネージャー、さらには会社の健全性に関する巨視的な指標が必要な CEO まで、誰でもなり得るのが Tableau Viewer です。
Tableau Viewer は、分析を組織の隅々にまで行き渡らせる ことができるように用意された Tableau の役割です。Viewer は Tableau プラットフォームを利用して自分の直感を事実で裏付けし、Creator や Explorer が作成したダッシュボードに基づいてデータドリブンな意思決定を行えるようになります。また、ダッシュボードやデータビジュアライゼーションを操作して意思決定の材料に使い、ビジネスに関するあらゆるディスカッションをデータに基づいて行うことができます。また、拡張分析の機能を使うと、Viewer はダッシュボードで自然言語を使ってフォローアップの質問に答えを出し、自動的に生成される説明で特定の値の背後にある要因を理解することにより、独力で簡単な分析も行えます。社内全体で Tableau のダッシュボードとワークブックを利用することによって、 データの完全性が維持され、チームのデータの利用法も標準化されます。

チームのニーズに合わせた分析環境

明確です。ヘルプだけを見ると、行動する人はExplorerという印象がありますが、KTのチャンネルでは、Viewerも行動する人という定義がされています。

判断、行動するための直感を、データで裏付けし行動する人です。
データで裏付けするためには、データを見る(View)必要があり、
誰もがその動作をしています。なので、誰もがViewerであると言えます。
独立していますが、ViewライセンスはCreatorにも、Explorerにも含有されています。自分でデータ接続や、分析として細かい機能を使うのではなく、
Tableauのプラットフォームをもとに情報材料を仕入れていく。


おまけ:TableauReader

Tableau Reader は無料でダウンロードできますが、Tableau Server の代替として使用した場合、その展開と保守は無料ではありません。組織は、Tableau Reader の展開とサポートに必要となる貴重な IT リソース関連のコストを考慮する必要があります。また、Tableau Reader にはガバナンス機能がないため、コンプライアンス問題に関するコストが発生する可能性もあります。Tableau Reader の展開には、ローカルで共有およびアクセスするソースファイルが必要になり、IT にはそれらのファイルが作成後にどこへ行き、どのように使用されるかについての可視性がありません。

Tableau Reader と Tableau Viewer の違い

金額自体は無料ですが、見えないコストがかかることため無料とは言い難いです。人間はわかりやすいもの、目に見えるものを好みます。

しかし、目に見えないことが大切であることが多いのがこの世界。

セキュリティコスト、情報共有コスト、時間的コスト・・・

そういったものがかかってくるため、基本的にはTableau3種のライセンス
Tableauプラットフォーム場でデータを管理していくべきです。
(そしてプラットフォームは、TableauServerがプラットフォームになるべきでありそれは次回のnoteにまとめます。)

最後に、利用できる機能表を共有します。
Readerは無料ですが、ほぼ何もできないことがわかりますね。

Tableau公式ヘルプより

今日の野鳥

ミヤコドリ(Eurasian Oystercatcher)
嘴はにんじんのような色。足はピンク。目が赤い。体毛は黒と白。
特徴的な鳥なので覚えやすいです。
名前の通り、干潟で牡蠣や二枚貝を突いて食べます。
長い嘴は、進化の過程で最適化されています。
アイルランドの国鳥のようです。

Photoby Kazuhiro Sasa

SASA

P.S
日本対コスタリカ戦に夢中して更新が日を跨いでしまった。
歴史勝利のドイツ戦のあと苦い結果となりました。
W杯もあり、師走に近づき時間は限られてきます。
代表のようにすぐに切り替えて、勉強を継続していきます。

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