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リスク解像度を高めよう!!

こんにちは、松永です。今日は、リスク解像度を高めることの重要性について書きたいと思います!

これまで、起業家や、クライアントから、事業活動に関する相談を受けることがよくありました。

巷に言う、戦略法務なるものは、事業活動に資する法務といえ、法務専門家の立場から、経営の意思決定(もしくは事業活動)をサポートする法務であると考えます。

経営の意思決定(もしくは事業活動)に関して、仮に「QCDR」のフレームにて判断するとした場合、法務専門家としての役割としては、「R」を判断することになると思います。
※「QCDR」とは、「Q」がクオリティ、「C」がコスト、「D」がデリバリー、「R」がリスクを指します。

この「R」の解像度をいかに上げられるかが、法務専門家の腕の見せ所でもあると考えています。

適法、グレー、違法の適切な判断を行い、グレー、違法だと判断した場合であっても、仮に経営の意思決定(もしくは事業活動)を行うとした場合に、どんなリスクがあるかまでを深掘りします。

誤解を恐れずに言ってしまうと、グレー、違法の程度もかなりグラデーションがあると理解していて、刑事罰になってしまうほどの大きなものから、極小の金銭賠償となる程度の違法のものまであり、それを混ぜて考えてしまうと、単に違法だから手段として取れないという乱暴な回答になってしまいます。

ある経営の意思決定(もしくは事業活動)を行う場合に、それがトラブルに発展する可能性がある際には、トラブルになった際に、どういう経路を辿って訴訟に行くのか(文書での警告、任意交渉、訴訟といった経路を挟むのかなど)、裁判になったとしてどれくらいの被害があるのか(金銭賠償なのか、刑事罰なのか、レピュテーションリスクはあるか)など、よりリスクの解像度が上がれば上がるほど、取れないリスクなのか、取れるリスクなのかの判断がしやすいはずです。

肌感としては、トラブルが起きた際に訴訟までいく可能性や、具体的な被害の具体までリスクの解像度を上げないでジャッジしてしまうケースが多いように思います。

なお、注意したいのは、積極的に違法行為を助長しようという意図はありません。

今日は、リスク解像度を高めることの重要性について書きました。

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