夏の花ハマゴウ咲き出す
海岸の砂地に根を張って生きている植物を見ると、よくこんな栄養もなさそうなところですくすくと育つもんだと感心します。
そんな海岸にハマゴウが咲き出しました。
砂と潮にまみれた海岸でも季節によってさまざまな花が群生します。
春の桜がそろそろ終わりかなというような頃にはハマダイコンが咲きます
ゴールデンウイークの前ごろからはハマエンドウが砂地に咲き始めます。
それらの花はもうすっかりと姿を消しました。
果実となってしまいました。
そして海岸を歩いているだけで汗だくになるような夏を実感できる季節になるとハマゴウの出番です。
ハマゴウは炎熱地獄の真夏の海岸で元気よく咲きます。
柔らかな感じを覚える薄い緑色の葉っぱと青い花は、見ていると涼しさを感じるような色合いで、暑い暑い真夏の海岸に心地良さを与えてくれる花で、けっこう好きな花なんです。
ところでハマゴウは漢字で書くと「浜香」となるそうで、浜に咲くお香のような香りのする花ということのようです。
しかし私はそんな香りを感じたことはありません。
ウィキペディアで調べると、「葉を線香の原料にしたことから「浜香」の名が生まれ」などと書かれているので、どうやら葉っぱに香りがあるのかもしれません。
それを確認するために、今度は写真だけではなくちょっと葉っぱをつまんでお香のような香りを感じるのかどうか確認してみようと思います。