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日本スズラン(入笠山の花1)
入笠山は南アルプスの前衛峰で標高1955mの山です。
この山の直下の湿原やお花畑は多くの植物が生育しており、花の山として有名な山です。
今回は梅雨の最中の晴れ間であり、日差しの強い海岸にいるよりは、心地よい高原などで癒されたいと思い、この時期がピークと思われる日本スズランを見にここへ行こうと思ったわけです。
入笠湿原というこの山の麓の湿原では今の時期、自生している日本スズランが花期を迎えています。湿原に足を踏み入れると仄かにいい香りが立ち込めます。日本スズランはいい匂いなんですよね。
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しかし、湿原は一面鮮やかな緑色です。これはシダ類の影響もありますが、日本スズランはドイツスズランと違って、花より葉っぱの背が高く、大きく、しかも花は俯いて咲いているので一見してスズランが咲いているのか分かりにくいのです。
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それでもゆっくりと見ていると、湿原のいたるところで日本スズランは咲いていました。それだからこそ、湿原一帯が心地よい香りに包まれているのだろうと思います。
この時期のこの湿原が好きなのは、香りとともに散歩ができることなんです。
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気温16~17℃ほど。少しひんやりとしているけれども歩いていると心地よい。
この鬱陶しい時期に晴れたのなら、高層湿原に咲く花を見に行くこともストレスの開放になりますよ。
入笠山は富士見パノラマリゾートのゴンドラを使うと簡単に行けちゃいます。
ゴンドラの山頂駅を降りてすぐのところには入笠すずらん山野草公園というところがあり、ここは人工的に整備されたところでドイツスズランが50万本ほど植えられています。
散歩の帰りにちょっと寄ってみましたが、ドイツスズランのほうはもう終わっていました。