雑木林の紅葉 鎌倉・獅子舞谷
一昨日鎌倉の紅葉を楽しんできたばかりなのに今日もまた鎌倉に行ってしまいました。
11月28日には円覚寺に行き、寺の中の紅葉を楽しみました。
そして一昨日は、一条恵観山荘という元公家の別荘の庭園を彩る紅葉を見ました。
今日は、獅子舞谷と呼ばれる雑木林の茂る山のハイキングコースにぽっかりとスポット的に存在する紅葉の名所に行ってきました。
鎌倉は天然の要塞で、南は海、北、東、西は山(雑木林が多い茂る山)に囲まれています。鎌倉は大軍が一気に押し寄せることが難しい地形なのです。
この鎌倉を囲む山は、ハイキングコースで、夏以外(夏は暑さと虫で苦しい)はけっこう木々の香りや鳥のさえずりなどを楽しめるコースで、鎌倉アルプスなんて呼ばれてもいます。獅子舞谷は鎌倉中心部から北東側に位置するところで、ハイキングコースから分岐している場所です。
私が行ったのは、二階堂川という鎌倉市内で滑川に合流する小さな川の源流付近から登り始めました。
登り始めは、鬱蒼とした雑木林の中で、薄暗くひんやりとしています。
このような場所を少し登り続け、汗も出てきたころに、地面を見るとイチョウの落ち葉が多くなってきたことに気付きます。
さらにもう少し登ると、イチョウの落ち葉で道が敷き詰められ、その先を見ると赤く色づいている景色が見え始めます。
その赤く色づいている木々があるあたりが獅子舞谷なのです。
確かに今まで緑の紅葉しない木々の中からいきなり赤く色づく木々が出てくるので意外に感動し、意外に美しいと思います。
少し残念なのは、イチョウの木の多くがもう葉っぱを落としていることでした。ですから赤色が中心です。
これはきれいな紅葉です。
やはり雑木林の中で本当にスポット的に紅葉している場所でした。
神社や寺と違って、整然と設計されたような配置で木が植えられているわけではないので、雑然としてはいますが、それはそれでまた美しいものです。
ここは鎌倉の紅葉の名所ということですが、さすがに山にあるので混雑はありません。寺や神社などでは紅葉を写すと人も入ってしまいますが、ここではそのようなことはありません。
そういう意味ではじっくりと紅葉を見ることができる場所です。
こうしてゆっくりと紅葉を楽しみながら徐々に上に登っていきます。
少しずつ紅葉している木が減ってきます。
上から下の紅葉を見るのもいいですね。
そうして最後に赤く色づいている木を過ぎると、また普通の雑木林に戻りハイキングコースに合流するのです。
そんなに険しくもなく、自然の雰囲気も味わえて、しかも町の中心から歩いて行けるハイキングコースで人があまり多くなくゆっくりと紅葉を楽しめる場所。
なかなか良かったですよ。