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世代を超えて歩み寄る^^


最近、多くの企業で
離職が止まらないと聞きます。
採用してもすぐ辞めてしまうようです。


これまでの昭和の企業の在り方
というのは結構、軍隊式でした。
ルールを作ってルールに従って動き、
守らなければ罰則を与える。


そういったやり方で良かった時代も
あったのかもしれませんが、
現代には合わないのでしょう。
合わないので若い人がすぐに
辞めてしまいます。


XY理論というものがあるのですが、
これまでの軍隊式はまさにX理論です。

XY理論とは
D.マクレガーによって提唱された理論で、組織管理における人間観の理論のことを言う。

X理論(性悪説)とは、伝統的な人間行動制御理論に基づく、古来からの人間観で、本来人間は仕事嫌いで、責任を回避し、安全を好むため、企業内で仕事に従事させるためには、強制・命令・処罰が必要としている考え方である。しかし、このような人間観は修正されるべきであり、より近代的な管理の理論としてY理論をとるべきと考えられた。

一方、Y理論(性善説)とは、仕事好き、目標のために進んで働く、自我欲求・自己実現が満足できれば献身的に目標達成に貢献する、条件次第で責任をとる、創意工夫の能力があるといったものを本来人間は保持しているといった考え方である。

これまでは、企業経営者は、X理論に立った考え方が主流であったが、近年は、経営者は従業員が協働することによって各自の目標を達成する条件や環境を作り出すことが責務である、としたY理論に立った考え方を主流となりつつある。

https://www.aand.co.jp/knowledge_words/xy/



今も残っているかもしれませんが、
昔の体育会系もX理論ですね。
ある意味これが一番規律が取れて
強かったのかもしれません。


昭和の時代はこれが通用したのですが、
現代の会社経営でこれをやってしまうと、
なかなか上手くいかないでしょう。


これからの時代はY理論に立って
組織をつくっていくと、
上手くいくんじゃないかなと思います。
理念や理想に向かっていくことを
サポートしていくようなイメージですね。


僕が思う良い例が、
青山学院大学の駅伝部です。


テレビで駅伝を観ていると、
選手が走っている後ろで、
車から監督が声をかけています。


昔々の軍隊式の体育会系だったらきっと、
『死ぬ気で走れ!!』のような
声掛けになったでしょうが、
青山学院の原監督は、
『いいぞいいぞ!』とか
『お前が主役だぞ!』とか、
肯定的な声掛けがとても印象的です。


これはY理論に立っているからできる
声掛けですよね。


スポーツの世界を見ていると本当に
変わってきたなあと思います。
僕らの時代は掃除や食事の準備などの雑用は
1年生の仕事というのが当たり前でしたが、
ある名門大学のラグビー部では、
そういった雑用は4年生がするそうです。


1年生はまだ入ってきて間もなく、
大学生活に慣れてない。
スポーツをするにも体ができていないので、
まず慣れさせようというのが
根本にあるようです。


4年生は当然慣れていますし、
大きな大会が終われば引退です。
なので掃除洗濯は4年生がやる、
ということになっているのだそうです。


本当に僕たちの世代とは
全然ちがいます(笑)


Y理論のほうが今の時代に合うなあと
いろいろと見ていて思うのですが、
決してX理論が悪いというわけではなく、
X、Y理論の両方を上手く使いながら
やっていくことが大事なのかなと思います。


今、企業で幹部クラスの人たちには
X理論で育ってきた人が多くいます。
もちろん世代的に僕もその一人ですが、
どちらか一方だけに迎合していっても
上手くいきません。


幹部クラスの人たちにはY理論で、
次の世代の方たちに理念や理想を伝えて
サポートしていってもらいたいですし、
逆にこれからの時代をつくる若い人たちには、
組織なので、時には統制をとる必要がある
ことも、理解してもらえたらなと思います。


いつの時代も歩み寄りですね。
世代を超えてみんなで素晴らしい日本を
つくっていきましょう!^^


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