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日々アップデートされる財務の世界。好奇心のままに経験を積み、自分らしく成長したい【財務課 川邉杏奈さん】

幼い頃に勉強を通じて感じた誇らしさや嬉しさが、さらなる学びへのモチベーションに繋がったと語る川邉さん。強い好奇心に導かれ、出会ったCREで川邉さんが目指す未来とは…

プロフィール

川邉杏奈/Kawabe Anna
2022年 新卒入社(新卒6期生)。経理財務部財務課に所属。金融機関に借り入れの協議を行い、物流投資事業に必要な資金を手配をする調達チームで活躍されており、2024年6月からはOJT担当として後輩育成も担当。

そろばん教室で育まれた学ぶことへの前向きな姿勢

実家が自営業をしていたので、幼い頃から忙しそうな両親の姿ばかりを見てきました。そんな中で、幼稚園の頃から通っていたそろばん教室は、単なる習い事ではなく、心の支えにもなっていたように思います。もちろんそろばん自体も楽しかったのですが、先生や友達を含めてすごくアットホームだったので、そろばん教室に行くことが生活の一部になっていました。

また、そろばん教室で使うテキストを早く進めて、先生から褒められることが自身のモチベーションとなり、幼いころから勉強をすることへの抵抗は少なかったように思います。そろばんのおかげで、学校生活でも前向きな姿勢で勉強に取り組むことができ、自然と先生と仲良くなり信頼を寄せてもらえ、学級委員長に推薦していただくこともありました。

幼少期、さらに勉強を好きになったきっかけは、「知識と経験がリンクした感覚」を感じられたことでした。幼い頃からよく祖父母が旅行に連れて行ってくれていたのですが、ある時広島旅行に行き、厳島神社に訪れました。その後、小学校の授業で厳島神社のことを習ったんです。その時に「ここ行ったことある!」とひとりでに心が躍りました。授業で習った内容と実体験が結びつき、すごく嬉しくて誇らしかったんです。この経験から、学びと経験を結びつける楽しさを知り、自然とさまざまなことに好奇心を持ち続けるようになっていったと思います。

高校での先生との出会いから好奇心の幅は広がり世界へ…大学ではより多くの経験を求め10カ国へ旅行

高校時代も勉強は生活の中心にあり、仲の良かった先生の影響で、世界史が大好きでした。その先生は少し変わった方で、ただ授業をするだけではなく、必ず豆知識を交えて楽しく授業をしてくれる方でした。先生とは今でも交流があり、旅先からポストカードを送るのが恒例になっています。世界史を勉強していく中で、一番好きな国はスペインだったこと、また国際政治にも興味を持ったので、スペイン語と国際政治、この2つが学べる学部に進学しました。 

大学在学中には、10カ国に旅行に行きました。その中で最も好きになったのは、スペイン語の先生に紹介された研修旅行で訪れたペルーです。期間中に、ホームステイと旅行半々くらいで国内を回りました。当時、ペルーに行くことを周囲に話すと、南米イコール途上国というイメージから「国際協力ボランティアをしに行くの?」と聞かれることがよくありました。ですが私はただ興味があるから行きたいと思っただけだったので、途上国に対する先入観を感じるその話題があまり好きではなく…。それに実際現地に行ってみると、日本と同じくらい発展している都市も多くて、途上国イコール支援が必要というイメージをすぐに持つのは失礼だと実感しました。ある意味「嫌」という感覚が当たっていたのだと思いますが、これは、実際にその場所へ行ってみないと確かめられなかったことだと思います。

また、それまでは西洋的な文化に興味があったのですが、ペルーに行って、そのルーズさを心地よく感じ、趣味嗜好がガラッと変わりました。印象に残っているのは、ホテルでシャワーが漏電してしまっていて、水を浴びるときにちょっとビリっとしたこととか…。日本だとアウトなことでも、現地ではそれが当たり前なのでクレームを言ってもまともに対応してもらえなかったりします。けど潔い態度で無理だと言われると、あまり嫌な気持ちにはならないんですよね。 

旅行の醍醐味は、「今まで自分の中になかったその地域ごとの価値観に触れられること」だと感じています。そういった意味では、洗練された場所に行ってただ泊まって何も起きずに帰るだけではなくて、何かしらのトラブルが起きて、現地の方とコミュニケーションを取らないとどうにもならない状況がある方が、結果としては良い旅になるのかもと思っています。 

就職活動を行う中でのCREとの出会い

それまで進路について迷っていたこともあり、就職活動の動き出しは大学4年生の6月と少し遅めでした。
就職活動の軸は「事業内容に興味が持てること」で、CREの事業内容の中で興味を持ったのは、土地の有効活用というワードです。高齢の祖父がまとまった土地を持っていて、土地の活用方法については身近な問題として関心がありました。さらに、その土地は工業地域沿いにあり、一般的な土地活用の手段として居住用住宅の建築をすることについて、様々な課題があると感じていました。そんな時に倉庫を建てて土地を有効活用するという事業を行っているCREに出会い、図らずしも身近な課題を解決する可能性を見つけることができ、素直に面白そう!と感じました。

そして、物流施設の開発や管理というのは、決して就活生には広く知られている分野ではないと思いますが、たしかに需要はあるし、この先もなくならないだろうと思い、CREへの入社を決めました。 

入社後、予想外の配属に感じたアドバンテージ

現在は経理財務部財務課の調達チームで仕事をしています。財務課の中には出納チームと調達チームの2つの役割分担があります。出納チームは日々の支払いの処理を担当しており、社内の経費精算システムを操作して支払いの管理・振り込みの手配等を行っています。一方で、調達チームでは金融機関に借り入れの協議を行い、事業に必要な資金を手配する仕事をしています。ロジスクエアを1つ建設するのに何十億とかかるお金を、すべてCREの自己資金で賄うわけではなく、一定程度金融機関から借り入れを行い、建設費に充当します。そして無事ロジスクエアが建設され売却することができればその売却代金から金融機関に返済をするという流れです。

入社当時はリーシングやマスターリース部門の営業に配属されると思っていたので、バックオフィスの財務課へ配属されることを知った時は正直びっくりしました。私は法学部だったので、数字とはしばらく縁遠く、かなり不安もありました。その一方で、普通の新卒ならなかなか経験できない「財務」という仕事に携われるという点で、アドバンテージも感じていました。というのも、これまでの旅行の経験から、あまり人が体験していないことを実際に自分が経験して、ネットからは得られないような情報を初めて知れることに面白さを感じていました。なので「他の人ができないことをできる・知っていること」は自分の強みになるし、自分がその過程にも面白さを感じられると確信し、予想外の配属もプラスに捉えることができました。
 
現在は調達チームの中でも資金調達と同時に資金繰りも担当させていただいており、実際に資金の調達をしながら、その調達の必要性やタイミングについて、各事業部から集めた未来の情報から分析・シミュレーションする業務も行っています。 

初契約はロジスクエア成田の開発資金「27億円」の借入

ロジスクエア成田

初契約は、ロジスクエア成田の開発資金の借入れでした。まずは、金融機関に物件を紹介し借入れの条件を提示するために、開発プロジェクトそのものについて理解を深めなければいけませんでした。また、1度に全額が振り込まれるわけではなく、工事の進捗に合わせて分割して振り込まれるので、条件提示の時に借り入れのタイミングをあらかじめ金融機関に伝えておく必要もあり、長い目で見通しを立てるのも難しかったです。当時、私のOJTを担当してくれた殿岡さんが金融機関に提案をしたときの資料等を参考にしながら、自分で同様の資料を作成、収集する時間があったのですが、初めはかなり手探りでした。チームメンバーの助けもありなんとか契約を締結し、実際に口座に資金(5億円弱)が振り込まれたときは、大きな達成感を感じることができました。 

財務課と環境の変化がもたらす新たな成長機会

神村さんと寺崎さんは経理財務の大ベテランなので、第一に尊敬する方々です。ですがお二人ともすごく気さくな方々で、一緒に仕事をしやすい環境をつくってくださっているなと感じます。基本的には寺崎さんとツーマンセルで資金調達の業務を行っているのですが、寺崎さんは金融機関とのコミュニケーションに対するバランス感覚があって、取引先との距離の取り方が丁寧かつ絶妙で尊敬しています。 

今年から新卒8期生の相川君のOJTも担当しているのですが、純粋に相川君が業務を引き継いでくれたことで負担軽減にもなったし、減った分だけ自分の業務の幅を広げることもできているので、本当に助かっています。自分がやってきた業務の内容をいかに簡潔に、不足なく説明できるかというのを考えながら教えるのは大変ですが、今まではインプット中心で溜めた知識を、強制的にアウトプットできる機会になって、自分の成長にもつながっていると感じます。相川くんが金融用語を使っていると、自分が教えた単語を吸収して使ってくれているなと感じられて嬉しいです(笑) 

財務課全体としては、出納のメンバーも含めた7人で月1回はランチミーティングに行っていて、ざっくばらんにお互いの近況報告をしています。普段から業務の合間にお菓子を交換し合うくらい仲良しです(笑) 

働く女性として憧れを持つ菅さんについて

最近グループ会社であるストラテジックパートナーズの菅さんと一緒に仕事をする機会があって、やはり同じ女性としてご活躍されている方はかっこいいなと感じました。菅さんは、知識と経験量が桁違いに豊富で、それらに裏付けられた自信を持って堂々とお仕事をしていらっしゃるように思え、本当にかっこいいんです。軽やかで親しみやすいコミュニケーションをとってくださるので、取引相手の方も私も一緒に仕事していてすごく気持ちよくなれます。憧れの女性です。 

日々アップデートされていくマーケットで自分に付加価値を与える

今後はさらに財務経験を積んで財務畑の人間と言えるようになりたいと思っています。財務課調達チームでは、金利の動向や新しい開発プロジェクトに必要な資金の動き等の日々たくさんの情報を扱っていて、それらは都度アップデートされていくものだと考えています。私は自分が面白いと思えるものが日々新しく湧き続ける環境に身を置いていたいと感じているので、今の環境には合っていると思います。また、新卒から財務経験を積めるのはなかなかレアなことなので、いただいた役割を大切にしたいです。日々後輩の成長を実感しつつ、自分の好奇心にも正直になって経験を積み、自身にさらなる付加価値をつけていきたいです。 

この記事の執筆担当者

奥長 千尋/Okunaga Chihiro
2001年生まれ。大阪市立大学商学部商学科卒業。2024年、CREに入社した新卒1年目社員。人事チームに配属となり、現在は採用業務・採用広報業務を担当、note CRE採用ブログのライターとしても活動しています。

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