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ChatGPTを活用して”おしゃべりAIキャラクター”を作ってみた話

Chat GPT‐4をはじめとする会話型AIを活用して、3Dアバターとおしゃべりしながら、”世界にひとつだけのお話を作る”というコンテンツ「おしゃべりAIキャラクター」を作りました!

大阪・咲洲で行われる「ACTロボットストリート2023」で展示することを目的としていますので、子どもをターゲットとしたコンテンツとなります。

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まだまだトライアル段階ではありますが、このコンテンツをきっかけに、AIをいろんなサービスへ活用することを模索しています。

今回のnote記事では、「おしゃべりAIキャラクター」を作るまでの道のりやAIの可能性をお話したいと思います。

◆IPコンテンツ×AI

当社グループ(アイフリークグループ)といえば、
・IPコンテンツ(知的財産)事業
・子どもむけの知育/絵本事業
・ゲーム事業
・メタバース事業
・エンジニア派遣事業

など、多岐に渡りますが、AIはすべてのジャンルにおいて活用ができると思っています。

例えば、今回のように、キャラクターの性格などの情報を予めプロンプトで指示しておけば、会話型のコンテンツなどに利用できます。ゲームやメタバースの世界に限らず、日常の生活の中でも活用でき、子どもから大人まで利用できるツールが作れるようになるはずです。

今回は、当社が得意とする「IPコンテンツ」とAIを活用したコンテンツを作ることにしました。

◆「おしゃべりAIキャラクター」ができるまで

まずは、”AI”を知ってもらうコンテンツとしてユーザーの反応を探り、各サービスを導入するキッカケに繋がる設計にしました。

今回のおしゃべりAIキャラクター制作にあたっては、当社グループの各部署のメンバーが集結!
各事業のコンテンツを持ち寄りプロジェクトを始動させました。

「ロボットストリート2023」に出展することが決まっていたので、
・ターゲット:子ども向け
・IPを活かしたコンテンツ
・子どもがイベントで楽しめる仕掛け

を意識し、プロダクトを検討しています。

では、「おしゃべりAIキャラクター」のために開発したり活用したマテリアルなどをご紹介したいと思います。

①キャラクター3Dアバター

「おしゃべりAIキャラクター」で利用できるキャラクターは、2Dのキャラクターではありません。今回は、3DCGのアバターを利用しました。
先日、無償配布でリリースした「猫さんコラボアバター」と、
当社の人気キャラクター「ぱんだっち」も3DCGでアバターを制作して、実装しています。
会話しながら、口が動いたり、アニメーションを行ってとっても可愛いです。
3Dアバターの活用はメタバースの世界だけではありません!

②利用したAIサービス

もともと3Dアバターと会話できるコンテンツを研究開発していましたので、そちらを利用しました。AIはChatGPT-4のAPIを利用しています。
ChatGPT‐4は、他の言語系AIの中では、使いやすいですが、APIの値段と、言語の生成スピードが気になります。
AIサービスは、いろんなサービスが乱立しています。その中で、技術の進歩や価格競争も起こっています。今後は、いろんなAIサービスを検証しながら、提供するコンテンツに合わせて検討したいと思います。

③プロンプトエンジニアリング

AIといえば、”プロンプトエンジニアリング”が鍵!
プロンプトエンジニアリングとは、AIから望ましい出力を得るために、指示や命令を設計、最適化するスキルのことです。
子ども向けであることで、表現する言語の簡易性や、
IPキャラクターに合わせたキャラ設定や言葉使いの設定、
アウトプットしたい生成結果を、良いタイミングで、いい塩梅で出すため調整するのに少し苦戦しました。

④デバイス

今回はイベント会場で、子どもたちに手軽に使ってほしいので、
タブレット端末で利用できるように、Unityをベースに実装しています。
デバイスによっては、連携させる音声入力やサービスなどとの相性も検討材料の一つとなり、最適なものを探して検証する作業をしました。
また、AI関連のサービスは、日々進化しています。
「昨日できなかったことが、今日できるようになる。」
逆に、
「昨日できたことが、アップデートで今日から利用できなくなる。」
といったリスクもあります。

⑤ロボットストリート2023出展記念の電子絵本

今回「ロボットストリート2023」出展の記念として、おしゃべりAIキャラクターで生成したお話を基に、電子絵本をAIで生成する特典(アンケート入力対象者限定)を用意しました。
電子絵本の生成は、自動で絵本を生成できるAIサービス「StoryBird.ai」を利用しました。ChatGPTのプラグインとしても利用できます。
このように、「おしゃべりAIキャラクター」がハブとなり、外部のサービスなどへ、スムーズに連携できるような取り組みも行っています。

なお、今回は実装できませんでしたが、キャラクターの音声をAIで表現することもできるようにしたいと思っています。

現在、様々な音声合成のサービスはありますが、キャラクターのイメージに合わせた声を出す場合は、声優さんなど、キャラクターの声の人に、いくつか声を録音させていただき、それを基に音声合成をしていくことになります。もっと自由に声のピッチや声色を調整できる音声合成サービスをリサーチ中です。

GhatGPTでは、このような機能もリリースされましたので、もしかしたら近い将来、実装されることもあるかもしれませんね。

◆ぱんだっちアバター

今回作成した「ぱんだっち3Dアバター」は、とっても可愛いです♪
いつか、Clusterなどのメタバースでも利用できるように配信できたらいいなと思っています。

動いているぱんだっちがとっても可愛いです♪

◆猫さんアバター

猫さんアバターは無料配布中!Clusterなどのメタバースで利用できるので、ぜひ使ってみてください♪

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