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No.30 おおお知るまちプロジェクト - 強みを活かし学生とまちをつなぐきっかけ作り -

こんにちは!CRENCTIONの宮下夏芽です。
今回は東京工業大学で建築や土木を学ぶ学生の方を中心に活動されている、おおお知るまちプロジェクトの尾崎さん、小倉さんに取材しました。


おおお知るまちプロジェクトについて

ーおおお知るまちプロジェクトとは 

大岡山の魅力発信を目的に活動している団体です。大岡山と東京工業大学の学生の架け橋になること、結びつけることが目標です。
まちづくりを学んでいく中で、他の地域で実践的な活動をすることが多くあり、その経験を大岡山で生かしていきたいという思いから団体が設立されました。

メンバーのみなさんの強みを活かしたまちづくりを行っていて、大岡山というまちを東京工業大学のみなさんが知れるきっかけを作られています。

ー団体名の由来について

[尾崎さん]
団体名の由来は、東工大生が大岡山を"おおお"と呼ぶことから名付けました。"おおお"を私たち自身がもっと知りたい、"おおお"を住民の方や東工大生にもっと知ってほしい!という思いを込めています。

取材前から気になっていた「おおお知るまちプロジェクト」という特徴的な団体名。住民の方や学生に寄り添った活動をされているみなさんならではの団体名だと感じました。

大岡山で行う活動内容

ー具体的な団体活動

[尾崎さん]
主な活動はnoteでのブログの執筆です。大岡山の歴史や水の流れ、大岡山はこんなところという紹介から、東京工業大学や大岡山のおすすめスポットなど身近な話題まで幅広く私たちの目線から紹介しています。

[小倉さん]
大岡山の好きなところや興味があるテーマを、記事一つにつき一人ずつ担当をして書いています。調査などはみんなで行くこともあります。実際に大学の中の博物館に取材に行きました。

https://note.com/oooshirumachi 

noteでは様々な視点で大岡山の魅力が発信されています。
行ってみたかったけど、入りにくかったお店 や、大岡山「看板フォント」めぐり など、大岡山にしかない地域の面白さや、地域に関わりを持つ方の目線での記事が見所です。

[尾崎さん]
またもう一つ主な活動として
「飛びまち」という2023年の10月23日〜10月29日に開催されたイベントがあります。
大岡山の商店街にある貸しテナントを一週間かりて、六種類の常設展示や毎日2,3個イベントを行っていました。


「飛びまち」のポスター

[尾崎さん]
あまりターゲットは絞らずに、子育てサロンや、小学生などに楽しんでもらえるハンカチ作り、昔の大岡山を話す場など、様々な方に楽しんでもらえるような企画をしました。
また東京工業大学の方にも発信する側として協力してもらい、来場しても楽しめるコンテンツを意識しました。
その中の一つの企画として
大岡山はパン屋さんが多いので、大岡山で買ったパンのおすすめの食べ方の写真を募集したフォトコンテストを開催しました。

企画の初めから最後まで大岡山というまちに深く寄り添ったフォトコンテストだと感じました。写真という参加しやすいイベントは地域の方にとって、気軽に参加できるまちづくりの一つだなとお話を聞いて思いました。コンテストの景品として大岡山のパン屋さんで利用できるクーポンがプレゼントされたそうです。

[小倉さん]
イベントの企画の一つである今昔の写真展では、来場者の方が「昔これあったんだよ」と教えてくださったり、逆に「昔こんなのあったんだ!」といった声もありました。東京工業大学の卒業生の方が嬉しそうに眺めてくださったりと想像以上の盛況でした。

[尾崎さん]
私たちが作った物だけでなく東京工業大学の学生の方や、地域の団体の方などに協力いただき、大岡山らしさのある企画を展示していました。

[小倉さん]
5月ごろから準備を始め、企画や内装を一から考案しました。
私たちの強みを活かして、掲示するための板をはったり、模型を置く台も制作しました。
来場される方にはふらっと寄っていただきたいので、休憩できるスペースを設けたり、どうしたら興味を持ってもらえるか、どう展示したら見やすいかなど、多くの工夫を施しました。

イベントでは一週間で約600人の方が来場されました。

写真にあるフローリングは昨年のイベントでメンバーのみなさんが貼ったもので、管理者の方に綺麗なのでこのままにして欲しいというエピソードもあったそうです。

ーやりがい
[尾崎さん]
私が一番嬉しかったのはイベントの1日目に来てくださった方が、4日目にまた来てお話してくださったり、来年も開催されるならぜひ協力したいと声をかけてくださったり、活動を通して、地元の方と繋がりができたことです。

[小倉さん]
僕は大岡山のことをもっと知りたいなという思いで団体に参加しています。
活動を通して大岡山の様々な場所に行くようになったり、自分のまちだなと思う機会が増えたことが、やっていて良かったことだと感じています。

実際のイベントの様子

ーまちづくりに興味を持ったきっかけ

[尾崎さん]
私は中高生のころ学校の近くで再開発があり、複合施設が設けられ大きな広場ができたことで、新しい人が訪れたり、建築を起点に街に影響を与えられていることがとてもいいなと思い興味を持ちました。

[小倉さん]
私たちもイベントなどで場を作ることで、場を拠点に活動が広がって行ったり、大岡山を好きになったりと思いが広がっていくきっかけになったらいいなと思っています。

今後の活動について

ー今後の活動について
[尾崎さん]
活動初年度は住民の方向けの活動を多く行い、今年度は東京工業大学の学生に向けた発信活動などをしてきました。これからは東京工業大学の学生が大岡山の地域に出ていく機会や、私たちを介さず直接繋がれる機会を増やしていきたいと考えています。

[小倉さん]
イベントに加えて東工大生がまちに発信する機会を作り、駅と大学の行き来だけでなく、まちに興味を持って訪れてもらえるように、どういった工夫をしていくか考えていきたいです。

知識や経験があるメンバーのみなさんだからこそ、大岡山でのまちづくりが多くの方にとって実りのあるものになっていると感じました。メンバーの方視点の大岡山の魅力や、飛びまちでの地域に寄り添った企画など、みなさんの活動を通して感じられる「繋がり」が、この温かい大岡山のまちを作っていると実感しました。

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