私の物語③
中学2年生の春。
クラス替えでやっと嫌なクラスから
離れられる。
運良く仲が良い友だちと
同じクラスになることができた。
気になる担任は…
一言で言えば、「肝っ玉母ちゃん」。
喜怒哀楽がはっきりと現れる、雰囲気はまるでお母さんのような国語の先生だった。
1年生の頃とは違う、楽しいクラスだった。
部活動でこじれた友人関係も
解決してくださった。
この経験から、
私は教師を志すようになる。
たかが友人関係のこじれ。
それを先生が助けてくれただけ。
たったそれだけだったけれど、
私にとって、あの時期は苦しかった。
暗闇にいる私に、光を与えてくれたのだ。
その光は、とても温かいものだった。
そんな温かさを、他に悩んでいる人がいたら
今度は私が与えたい。
そして私みたいな、
苦しい学生生活を送って欲しくないと思った。