見出し画像

江戸時代からのお土産定番を取り寄せたい

前回、『おみやげ』の読書感想文を記事にしました。

とても面白い本でしたが、その中に江戸時代から現代まで続く全国のお土産の定番リストが掲載されています。超有名な伊勢の赤福なんかももちろん載っています。
そんなリストの中から超気になる!手に入れたい!と思ったものを順にご紹介したいと思います!

1.上野寛永寺のおみやげといえば
羽二重団子

文政2年に「藤の木茶屋」として植木屋さんだった人が始めた茶屋。現在でもお店にいけば食べられます。ぜひ行きたいです。
羽二重団子とその周辺のとっても詳しいルポ

明治時代に加わったのは福神漬。

意外と歴史が新しい。福神漬けといえば酒悦、だそうです!

2. 丸亀うちわ

なんかめっちゃかわいいのがある!由来も気になります。

3. のし梅

山形ならではの名家。八代目の方も新しい取り組みをたくさんされていて応援したくなります。

4. 茶摘み人形

使うかわからないけど...紹介したいかわいさ!

いろいろな地方でいろいろな種類が作られているみたいです。地域の特色も出ていそう。

5. 大徳寺納豆

見たことのない納豆!ねばねば納豆とは全く別物のようですが、京都ではよく知られている存在のようです。
磯田屋さんをご紹介。

6. 京都八坂神社・豊田愛山堂のお香

とっても気になるけど、京都に行った時に直接訪ねてみたい。まさにおみやげ!

7. 住吉大社 さつま焼き

なんだか気になる存在。住吉生まれのおばあちゃんもおなじみの存在でした。電話でしか注文できないようです。


この中で、さらにゲットしてみたいなあと思うものをピックアップしてみました。実際に購入するかは次回のお楽しみ。

上野の福神漬け

福神漬けの元祖上野の酒悦さん。海産物や珍味などを商っていましたが、明治になり十五代野田清右衛門によって福神漬けが発明されます

10年かけて、塩ではなく醤油を使った漬物を作り上げたのです。原料は上野近郊で取れる7種の野菜(大根、ナス、かぶ、うり、しそ、れんこん、刀豆)で、七福神に因んで福神漬けになったそうです。地元の素材を使っているのが良いですね。

サイトには、福神漬けの炊き込みご飯のレシピが。めっちゃ美味しそうで気になります。

丸亀うちわ

寛永10年(1633年)に、金毘羅大権現の金光院の住職によって考案。
金毘羅宮の御門を入れたうちわを、金毘羅参りのお土産として作ろうと大和の大村藩(長崎県)から職人を招いて製造を始めたのが起源だそうです。

また、天明年間(1781〜1789年)には丸亀藩が財政状況の打開策としてうちわ作りを奨励しました。団扇職人を養成し、藩の殖産興業として取り入れた...お土産から始まり、全国規模の商品へと力を入れて取り組まれた産業だったようです。

のし梅

元々は、山形の城主最上家の医師を先祖にもつ薬屋さんが製造していた気付け薬。その薬屋の息子のお嫁さんが始めたお菓子屋・佐藤屋が現在でものし梅を伝えています。山形では染料としての紅花の生産がさかんで、その紅花から色素を取るのに梅の酸が必要だったため梅も広く栽培されていました。

梅を使って佐藤屋が試行錯誤して現在の形に完成させたのが明治の頃だそうです。早く食べたいです。

 大徳寺納豆

大徳寺納豆は、お寺の保存食として伝えられてきた歴史ある商品です。元は鑑真が伝えたという説もあり、それをもとに一休禅師(あの一休さん)が大徳寺に伝え残したといいます。

関西では納豆といえば大徳寺、とどこかの本に書いてあったので京都出身のおばあちゃんに聞いてみました。するとやはり、『昔は大徳寺までわざわざ買いにいったよ』と。でも日常的に食べていたわけではないようです。

大阪出身のおばあちゃんも、存在は知っているけどそこまで食べたことはないと言っていました。

この大徳寺納豆、現在でも大徳寺で作られいて、お取り寄せ可能です。

八坂神社、豊田愛山堂のお香

元々は江戸で創業しましたが、のちに京都の知恩院に仕え、浄土宗のお経の本を作っており、現在でも続いています。そのほか、お寺で使う様々な道具を扱うお店です。


さ〜て、お土産を取り寄せて旅行気分を味わいましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?