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【はじめまして】「一般社団法人クレジットの学校」設立の経緯

はじめまして。一般社団法人クレジットの学校の海野伸明と申します。当方はクレジットカードに23年間勤務し、様々な経験をさせていただきました。特にクレジットカードの犯罪に関係する業務を一番長く担当しました。盗難紛失の悪用という初歩的な悪用から、スキミングによる偽造カードでの悪用、クレジット枠の現金化や虚偽入会。そして昨今は不正アクセスや情報漏洩によるなりすましによる不正使用など、多くの形態の犯罪に接してきました。そこで感じたのは

「カード会員の方々はカードの事が良く理解していない」

それはもちろんです。クレジットカード入会の時には入会特典やポイント割引等の”お得”な情報は説明してくれるものの、カードの使用方法や引き落としについての説明は少ないですよね。

例えば

「リボルビング払いって何?」
「ブラックリストってあるの?」
「限度額が勝手に上がっていく」
「身に覚えのない請求が来た」
「デビットカードとの違いは?」
「電子マネーとの違いは?」 等々

いかがでしょう。ご自身でどの程度説明する事ができるでしょうか。

そして実際に一般社団法人クレジットの学校を設立し、企業等で講習や研修を行っていると、更に危機感が募りました。その中でも知識がある人は「ご自身が経験した事がある」という事が多いです。

つまりそれはやはりよく分からないまま、クレジットカードを所持し、いざその場面に遭遇してから”初めて知った”という事であれば、やはりクレジットカード会社の説明が足りないのではないかと思っています。

しかし自分がカード会社に勤務していた時は逆でした。「なぜ知らないのか、知ろうとしないのか」でも知らなくて当然。カード会社の社員の方が知識は豊富な訳ですし、情報提供も少ない。もっとリスクについて情報発信したいと会社側に訴えましたが、

「クレジットカードが危険だと思って利用を控えたらどうする」
「退会者が増える可能性がある」

と営業関連の部署からよく言われました。それでも以前と変わって各クレジットカード会社のHPには様々な情報が掲載されるようになりました。でもそれはあくまでプル型で会員が能動的に取りに行かなくてはならない場所に情報が掲載されており、プッシュ型ではありません。その内にあくまで営利企業であるクレジットカード会社からの発信だと、それを鵜呑みにしてはいけないのでは?という情報過多時代特有のマインドが目立ってきているのではと感じるようになりました。

また、最近はクレジットカード会社に関する書籍では、「お得度ランキング」の情報が多く、WEBではアフィリエイトへ誘導する為の情報として掲載されている事が多い。当然ですよね、その方が売れる訳ですし、ページビューやアフィリエイト収入が増えます。(決して批判している訳ではないですよ)一方でやカード本来の決済機能、支払いについて、トラブル解決等、何かあった時に関しての記述に関してはとても少ないのが実情。それであればカード会員でもなく、カード会社でもなく、第三者として活動したらどうかと思うようになったのが、当法人設立のきっかけです。

おかげさまで様々な企業、団体の方々に興味を持っていただき

企業からは
・社員が多重債務にならない為の講習
・海外赴任の社員向け講習
・子会社のカード獲得のノルマがある金融機関への研修
・カード獲得を受託している会社への研修
・法人カード導入のコンサルティング
教育機関からは
・海外留学する学生向け講習
・入学、卒業者向け講習
商工会議所、商店街等の加盟店サイドから
・カード加盟店化のコンサルティング
・端末の使用方法講習
・外国人の対応方法研修
その他
・アフィリエイター向けWEB構築コンサルティング

等のご依頼をいただけるようになりました。

直近では「消費税増税に伴う還元ポイント」に関しての問い合わせが増えて来ています。これもどこかのタイミングで記事にできればと思っています。まずは気軽に読んでいただき、少しでもクレジットについて知識を持っていただけるようなnoteにしていきたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。

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