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5月9日「第2次世界大戦のナチス・ドイツへのロシア戦勝記念日」

プーチン氏は8日、ドイツ戦勝記念日を前に、「人々に戦争の災禍をもたらしたナチズムの復活を許さないことが共通の義務だ」と国民にメッセージをおくり、

しかし、5月9日、日本時間の午後4時ごろから始まった「第2次世界大戦のロシアのナチス・ドイツに対する勝利を祝う戦勝記念日」では、
予想されていた「勝利宣言」も「戦争開始宣言」もありませんでした。

モスクワの赤の広場の式典のプーチン氏の10分の演説では、
国民に向けて、ロシアのウクライナ侵攻を正当化することが主な内容で、
「ウクライナに最新兵器が届いているので、先手を打って行動に出ただけだ。」
「ロシアにとって受け入れられない脅威が国境付近にある」と述べ、
ウクライナへの軍事侵攻を改めて正当化しました。

ナチスの汚れから祖国を解放しよう。」という愛国心に訴えるものでした。
パレードを更新する兵士や、市民からは、プーチン氏への熱狂的な雰囲気がみなぎっていました。

海外向けには、過度のアピールもなく、「勇気ある中国の兵士を大切にしている」と中国にラブコールを送るにとどまっていました。

軍事パレードで行進する将兵、兵器数は昨年より少なく、最先鋭の戦車ではなく、第二次世界大戦のロシアの戦車が先導しました。

また、前日のリハーサルにもかかわらず、核戦争の非常時に大統領が乗る「イリューシン80」航空機が、晴れわたった空なのに、天候の都合で飛びませんでした

軍事パレードはモスクワを含む28都市で行われ、マリウポリやルソンでも、親ロシア派によるイベントが行われ、制圧された地域では住民投票をしてロシアに併合する計画が進んでいます。


演説内容の詳細です。

演説内容から、みなさんもプーチン氏の胸中をCHECK!

プーチン大統領「さまざまな提案 むだだった」

ウクライナへの軍事侵攻について「去年12月、われわれは安全保障に関するさまざまな提案を行ったが、すべてむだだった
ドンバスでの作戦が行われ、キエフでは核兵器使用の可能性も口にされた。ロシアにとって受け入れられない脅威が国境付近にある
ドンバスの民兵、ロシア軍の兵士に呼びかける。祖国の未来のために戦っているのだ。ナチス・ドイツが復活しないよう、皆さん力を尽くしている。亡くなったすべての皆さんに頭をたれる」。

「ウクライナではNATO加盟国から最新兵器が提供された」

ウクライナでは外国の軍事アドバイザーが活動を始め、NATOの加盟国から最新兵器が提供された。唯一、避けられない、正しい決定だった」

“欧米の脅威背景に軍事侵攻”と正当化

アメリカとその仲間が賭けた、ネオナチとの衝突は避けられないことをあらゆることが示唆していた。軍事インフラが配備され、何百人もの外国人顧問が働き始め、NATO諸国から最新鋭の兵器が定期的に届けられる様子を目の当たりにしていた。危険は日に日に増していた」

ロシアは侵略に対して先制的な対応をした。タイムリーで、正しい判断だった。強く、自立した国の決定だ」
アメリカは、特にソビエトが崩壊したあと、自分たちは特別だと語り始め、ほかの国々に屈辱を与えた」。

「敵が内部から弱体化させようとしたが、うまくいかなかった」

「ロシアの敵が国際テロ組織を利用して、民族や宗教どうしの敵意を植え付けて、われわれを内部から弱体化させ分裂させようとしたと記憶しているが、うまくいかなかった。きょう、われわれの兵士は、異なる民族どうしが、兄弟のように互いに銃弾や破片から身を守りながら戦っている。そしてそれこそがロシアの力であり、団結した多民族の国民の偉大で不滅の力なのだ」
クリミアを含むわれわれの歴史的な土地に侵攻する準備が公然と進められていた」。

「残念ながら、いま再びナチズムが頭をもたげ、野蛮で非人道的な統治を行おうとしている。私たちの神聖な義務は、『大祖国戦争』の敗北者の思想を受け継いだ者たちによる復しゅうを阻止することだ」

極東サハリン州

極東サハリン州の中心都市ユジノサハリンスクでは、陸軍の兵士など800人以上が参加して軍事パレードが行われ、弱い雨が降る中、多くの市民が集まりました。

最新鋭の地対空ミサイルシステム「S400」のほか、サハリン州が事実上管轄する北方領土の択捉島に配備している地対艦「バスチオン」が初めて披露されました。

ウラジオストクで行われた軍事パレードでは、ウクライナへの軍事侵攻を支持するシンボルとなっている「Z」のマークの旗を振る市民の姿もみられました。

東部ルハンスクとオデーサの更なる攻撃

プーチン氏がウクライナ侵攻の強化し、ウクライナ東部ルハンスクでは、学校がロシア軍に空爆され、瓦礫の下に約60人が埋もれている事態で、南部オデーサでは8日、露軍のミサイル2発が住宅街に着弾したとのことです。

ロシア市民の中には、疑問を持つ人もいるようですが、共産主義の独裁政権がなくなるということは、難しいかなと感じました。1日も早い停戦を心より願います。

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クリエーター・ダイアリー
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