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プーチン氏の支持率をささえる極東サハリンのロシア市民の事情
このように発展した情報社会でありながら、情報コントロールで人は簡単に操作されるということを、今回のロシアが示しています。
ロシアではテレビ・新聞などのメディアの統制、インターネットのプロバイダーの管理と検閲、プーチン親衛隊や警察の取り締まりで、反戦運動はできない状況です。
そのため、ロシア国内でプーチン支持率が保たれており、経済制裁の影響があまり及んでいない地方都市では、ウクライナ侵攻をネオナチとの戦いと見ています。
地方のロシア人には国際ニュースが届いておらず、住民は政府を支持している様子が下記記事から分かります。
仮想通貨のイーサリアムを産んだヴィタリック・ブテリンはモスクワ生まれのロシア人でした。ロシアは優秀な人材をたくさん産んでいますが、同様に、ウクライナからも世界をリードする人が輩出されています。
侵攻当初は、ウクライナがここまで善戦するとはだれも思わなかったことですが、ロシアは自滅してゆくように感じます。
鎖国をして国を閉ざすところには、新しい技術や画期的なアイディアは生まれてこないと思うからです。 ウクライナの自由を支持したいと思います。
ゼレンスキー「50日間の防衛はウクライナ人の功績」
![](https://assets.st-note.com/img/1650039416545-1GXg5uz0tW.jpg?width=1200)
ゼレンスキー大統領は「ロシア軍は、ブチャなどウクライナ国内で行ったすべてのことに責任を負うことになる。ロシア側は第2次世界大戦の悲劇を再び繰り返している。私たちはこれが本当に最後のものになるよう、できることをすべてやる」と述べました。
▽極東サハリンも…ロシア軍の「Z」
首都モスクワからおよそ7000km、人口およそ20万人。サハリン州の州都・ユジノサハリンスクです。
公園の施設には、ロシア軍のシンボル、「Z」。さらに、車の窓にも「Z」。
(市民)「このサインはファシズムとの戦いのシンボルです。我々のロシア軍はファシズムと戦っている。ナショナリスト、ファシストを脱ナチ化するのです」
極東の地から戦地に連帯の気持ちを表す市民たち―
侵攻からおよそ1カ月半ですが、市民は「レシートの値段は1カ月半前と同じで、制裁の影響を全く感じていない」
市内のスーパーマーケットをのぞいてみると…ハムやサハリン産の乳製品など、品切れで空になった棚は見当たりません。
「砂糖です。十分な量があって、買い占める人はいません」
10%ほど値上がりしたものの、在庫は十分のようです。
▽孤立深める中…プーチン氏「支持率83%」
(独立系調査機関レバダセンター レフ・グドゥコフ研究部長)
「今のところ制裁を感じているのは大都市です。モスクワ、サンクトペテルブルク、エカテリンブルグ、大都市の住民たちです。半数以上の国民が自分の生活に経済制裁の影響は出ていないという結果が出ています」
▽プーチン支持者「先制攻撃しなければ」
ユジノサハリンスク市内の住宅街。プーチン大統領を支持しているというフセーボロドさん夫婦です。
(ロシア24)「ウクライナ軍からの砲撃により、子供2人を含む44人が負傷した」
国営放送のニュースチャンネルです。
(エカテリーナさん)「良心が全くないわ。道徳意識がない」
(ロシア24)「どうしてそんなことになるんだ。彼ら(ウクライナの武装勢力)は私たちを人間とは思っていない…」
フセーボロドさん夫婦は「事実を伝えているのは国営放送だけだ」と訴えます。
(エカテリーナさん)「最近までユーロニュース(西側のニュースチャンネル)を見ようとしましたが、残念ながら、そこでの情報は真実ではありません。私たちロシアの放送とすべて矛盾しています」
(フセーボロドさん)
「(西側の報道は)信頼ができません。いつも論争と矛盾ばかりです」
プーチン大統領の支持層にはある特徴があるといいます。
(レフ・グドゥコフ研究部長)
「教育水準が低く、高齢者で、地方都市に住み、所得が低い人。ソビエト時代を懐かしがっている人です。」
「こうした人たちにとって、情報源はテレビなのです。プロパガンダやデマに満ちた国営テレビです」
Q.プーチン大統領を支持していますか?
「はいもちろん応援しています。ウラジーミルは素晴らしく、立派な大統領でみんな愛しています。」
「(経済制裁は)全く効果がなく、元気に過ごしています。大統領の政策は私の考えに近く、我が国のために正しいことをしている」
「テレビでは、(ウクライナの)ナチズム、バイオ研究、ドンバス襲撃などを報じています。戦争は良くないが、他に方法がないのであれば、先制攻撃しなければならない」
(レフ・グドゥコフ研究部長)
「支持率低下の兆候はおそらく今年の夏頃から表れてくるでしょう。
経済制裁の効果が表れ始めるだけでなく、
戦死者の数が明らかになります。
数カ月後は明らかに下がると確信していますが
私たちはまだこのプロセスの初期段階にいるのです」
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