プーチン氏「ルースキーミール」思想のロシア愛と揺らぐ足元：ロシア市民の質素な生活
ロシア軍はウクライナ軍の反撃で、キエフ郊外では後退していますが、
28日にも、ポーランドに近いリビウの街でも攻撃があり、
ロシアは東部制圧のために、民間軍事会社「ワグナー」の兵士を派遣し、
マリウポリでは死者が５千人近く（２１０人が子供）、１６万の市民が取り残されており、ロシア軍に制圧されつつあります。
西部リウネ州ではミサイル攻撃で燃料貯蔵施設が破壊されています。
ゼレンスキー大統領は２７日、ウクライナの安全が保証されるのを条件に
北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟を断念し「中立化」の用意があると表明。
ただ、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部や
ロシアが併合したクリミア半島については今後の話し合いを希望。
ペスコフ露大統領報道官は２８日、「具体的な収穫や進展はない」と述べ、
ロシアのショイグ国防相は、東部ドンバス地域の「解放」に集中していると表明。
一方、29日のトルコでの停戦交渉では、否定的な見方がありながらも
ウクライナ代表団の関係者は
「首脳会談を行うだけの十分な進展があった」
「新たな安全保障の枠組みについてロシア側と議論した」と述べ、
ロシア代表団の関係者も
「会談は建設的だった。ウクライナ側の提案について精査しプーチン大統領に伝える」と述べているとのニュースも入っています。
朗報を期待します！
世界を敵にまわしても、ウクライナを征服したいプーチン氏は、何を考えて、どうしようとしているのでしょうか。
プーチン氏の主張は、ウクライナ軍事侵攻は軍事作戦と呼び、
「ジェノサイド（集団殺害）から人々を解放させることこそが、私たちが軍事作戦を始めた動機と目的」 とし、
クリミア併合8周年の式典会場となったスタジアム・広場には、約20万人の市民が集まり、支持率の高さをアピールしています。
プーチン氏の思想は、「ルースキーミール」と呼ばれるロシア人が支配する世界を作ることだそうです。 彼はロシアへの愛国心が強く
「ロシア国民は本物の愛国者と卑劣な裏切り者を常に見分けることができる。口の中に入ってきたハエのように道端に吐き捨てるのだ」と発言。
「反戦」を訴える人は「虚偽情報を発信した」として処罰する法律が4日に成立して以降、反戦デモの参加者は大きく減少しているようです。
しかし、プーチン体制は足元から揺らいでいるようです。
（反体制活動家ヴィオレッタ・グルディーナ氏）
「プーチン政権は『戦争』を『戦争』と呼ぶことを禁止。正気の沙汰とは思えない。体制派は“裏切り者”というレッテルを貼られています 。 」
（人権団体「OVDインフォ」のマリア・クズネツォワ報道官）
「制裁で経済が落ち込み、たくさんの人が職を失ったため、抑圧されているデモがより過激になる」ことを懸念しています。
“反戦デモ”参加者が激減・・・ロシア国内で一体何が(2022年3月20日)
一方、メディアへの弾圧は意外な展開を示し始めています。
また、去年ノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラートフ氏が編集長を務める、ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」紙は、「ウクライナでの特別な軍事作戦が終わるまで、ウェブサイトや紙面でのニュースの発信を停止する」と発表しています。
プーチン政権内部に異変があり、政権の揺らぎの報道も増えてきています。
プーチン氏は今まで、反対派の要人を、次々と暗殺してきています。
プーチン政権内部の暗殺計画が噂されています。
イギリスの特殊部隊SASが、ウクライナ政権を影で支えているようです。
ロシア人の市民生活
プーチン氏の豪華に輝く宮殿に比べて、ロシアの市民の生活はとても質素です。この映像が、どれぐらい一般的なロシア人なのか分かりませんが、貧富の差はかなりあるようです。
ルーブル暴落後、モスクワの物価はどうなったのか？カーチャと調査してみたら意外な結果になった。
ルーブルが暴落して数週間が経過し、現在のモスクワでどれほど価格が変わったのか気になったので調べてみました。
※今回比較した食材価格は、2月中旬と、今週を比較
先日、ロシアでYou tubeを規制するという報道が発表されました。 今後、配信を継続できる方法を模索しますが、万が一視聴者の皆さんとのつながりが無くなってしまうことも想定して、Twitterアカウントを復活させました。 https://twitter.com/sIpGMXIbA6bSX5Q?s=08
最悪、You tubeが全く接続できないような状況になった場合、Twitterで今後のロシア生活や、別の媒体での配信、近況についてお伝えすることになると思います。 宜しければ、今のうちにフォローだけでもお願いいたします。
しんとカーチャ より
【市場の現状】ロシア第５の都市・カザン
⏩今回訪れた市場・Google Map https://goo.gl/maps/5R1hKkKxy3iA1Bm67
ロシアの人々の暮らしが身近に感じられますね。
今後、プーチン氏とゼレンスキー大統領の直接会談による終戦が期待されています。
近況はこちらのサイトでも報道されています。
（29日の動き）上記のサイトの内容です
トルコの停戦会議についてはまた更新してゆきますね。
ゼレンスキー大統領「イルピンはロシア軍から解放された」
ゼレンスキー大統領は28日、首都キエフの北西に隣接するイルピンについて「ロシア軍から解放された」と述べ、「戦闘は続いていて、キエフ州の北部はロシア軍が掌握している。失われた兵力も立て直そうとしていて、攻撃を止めようとしない。また、北部のチェルニヒウ、東部のハリコフやドンバス地域、それに南部の地域などでは困難な状況が続いている」ことを訴えました。
英国防省 “ロシアの武装警備員がウクライナ東部に展開”
イギリス国防省は28日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の武装警備員が東部に展開し、幹部を含む1000人以上で戦闘を行うことが予想され、「アフリカやシリアで活動する武装警備員をウクライナに投入する可能性が高い」と分析しています。
「東部のマリウポリで、ロシア軍は激しい砲撃を続けているものの、中心部は引き続きウクライナの支配下にある」としています。
“核物質扱う研究所をロシア軍が攻撃”ウクライナ原子力規制当局
28日、ウクライナ東部ハリコフの核物質を扱う国立物理技術研究所が、ロシア軍による攻撃を再び受けたとのこと。
“ウクライナ軍 北東部で町奪還の動きも” 米国防総省 高官
北東部では、ウクライナ軍が町を奪還する動きもあり、ロシア軍は首都キエフに対して遠距離からの砲撃は続けているものの、前進する兆候はみられず、北西におよそ15キロから20キロの位置にとどまり、動きがないとしています。
マリウポリ市長 “子ども210人含む約5000人が死亡”
東部マリウポリのボイチェンコ市長は28日、ロシア軍による軍事侵攻によって,
子ども210人を含むおよそ5000人が死亡し、約3万人のマリウポリ市民がロシアに強制的に移送され、
住宅のうち9割が損傷、4割が全壊、57校の学校と70の幼稚園、複数の医療機関が被害を受けたと伝えています。
ウクライナ軍 アゾフ大隊「マリウポリ 70％から80％が破壊」
東部マリウポリで戦闘を続けるウクライナ軍の精鋭部隊、アゾフ大隊の幹部は「ロシア軍の戦車によって市内建物の70％から80％が破壊されてしまった。ロシア軍は市内にまで入ってきている。ロシア軍の多くが親ロシアの分離派とともに戦っているが、支配された地域は数か所の地区だけだ」と述べ、マリウポリを守るため、抵抗を続ける決意を示しました。
首都キエフ隣接 イルピン市長「ウクライナ軍がイルピン奪還」
首都キエフの北西イルピンのマルクシン市長は28日、イルピンを奪還したと報告しました。キエフ近郊のブチャ、ホストメリ、それにボルゼリの3つの町についても奪還作戦を進めているとのこと。
ロシア外相 “非友好的な国と地域の市民 入国制限を検討”
ウクライナで少なくとも市民1151人死亡 “実際ははるかに多数”
このうち103人は子どもだということです。
377人が東部のドネツク州とルガンスク州で、
774人はキエフ州や東部のハリコフ州、北部のチェルニヒウ州、南部のヘルソン州など各地で死亡が確認されています。
多くの人たちは砲撃やミサイル、空爆などによって命を落とし、けがをした人は1824人に上るということです。
東部マリウポリなどで、確認が取れていない犠牲者の数は含まれておらず、国連人権高等弁務官事務所は、実際の数はこれよりはるかに多いとしています。
平和賞のムラートフ氏が編集長の独立系新聞 活動を一時的に停止
去年のノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラートフ氏が編集長を務める、ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」紙は、活動を一時的に停止することを明らかにしました。
記事内容で、政府がスパイを意味する「外国の代理人」の団体や個人についての明示義務に違反したことで、警告をうけたためです。
フィンランド国営鉄道 ロシアと結ぶ長距離列車 運行を停止
フィンランドの首都ヘルシンキと第2の都市 サンクトペテルブルクの間では、長距離列車「アレグロ号」が1日に往復2便運行していて、
フィンランド国営鉄道会社は、ロシア制裁対応を検討し、28日から列車の運行を停止。これにより、ロシアとEU諸国を列車で結ぶ路線はなくなりました。
ウクライナ西部リビウ 軍関連施設にミサイル攻撃
西部のリビウでは26日、燃料の貯蔵施設や軍の関連施設がロシア軍によるミサイル攻撃を受け、周辺にある民間の建物、学校にも被害が及びました。
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