学校生活で困っていることがあるあなたへ
3学期の中で最も長く、また学校祭など集団で活動することの多い2学期は、人間関係の悩みが特に多くなる時期だと言われています。
何かで困っているけれども、誰に相談していいかが分からない。
そんなときには、自分だけであまり悩みすぎずに、ちょっと周りに目を向けてみてください。
今回のしゅーいちでは、子どもたちの「こまった」に寄り添おうとしているいろんな活動をご紹介します。
※ここから紹介するサイトはすべて無料で使えます。もし気になったものがあれば安心してタップしてみてください。
1. チャイルドライン
チャイルドラインは、18さいまでの子どものための相談先。
無料の電話やチャットを通して、全国約2000人いるボランティアの大人と気軽に相談することができます。
「大人」とはいっても、考えをむりやり押し付けてくるような人たちではありません。
子どもたちの目線に立ってものごとを理解し丁寧に話を聴くことで、気持ちがちょっと軽くなったり、次の一歩を踏み出せるようになることのお手伝いをするように心がけている人たちが電話にでてくれますよ。
↑みんなの相談内容はこんな感じ
(参照:https://childline.or.jp/supporter/cl_center#a01)
また団体として大切にしていることは、日本も1994年から批准している「子どもの権利条約」。
子どもたちみんなが守られ、自由に自分らしく生きられるようになることを目指してこのような活動をしています。
チャイルドライン 18さいまでの子どもがかけるでんわ
<基本情報>
■電話番号:0120-99-7777
■受付時間:午後4時〜午後9時まで(年末年始以外、毎日やっています)
■通話料:無料
■団体名:特定非営利活動法人チャイルドライン支援センター
■誰が出るのか:全国約2000人いるボランティアの誰か
■話してもいいこと:困っていること、悩んでいること、嬉しかったこと、誰かと話がしたいとき、なんとなくさみしいとき、周りの人には話せないとき
■チャイルドラインからの約束:①ヒミツは守るよ ②名前は言わなくていい ③どんなことも一緒に考える ④切りたいときには、電話を切ってもいい
・はじめての人へ
・学校へ行きたくないあなたへ
・電話で話したい
・ネットでつながる(←電話が苦手な人はチャットでも相談できます)
(チャイルドラインの活動の仕組みやボランティア、寄付等について知りたい大人の方はこちらへ)
2. 子どもの人権110番
こちらも電話での相談を行なっているところの紹介です。
「子どもの人権110番」は、国の機関である法務省の人権擁護局というところが運営している相談窓口です。
いじめや体罰、不登校や虐待といった人権に関わる問題は、本人がなかなか身近な人には相談しにくいということが多いもの。
こちらの相談窓口では、お住いの場所から近い法務局の職員が、話の秘密を必ず守りつつ、どうしたらいいかをみなさんと一緒に考えてくれます。
子どもの人権110番
■電話番号:0120-007-110
■受付時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで
■通話料:無料
■誰が出るのか:最寄りの法務局にいる法務局職員や人権擁護委員
3. ストップいじめ!ナビ
ここからは、「電話はハードルが高い…」という人に向けて。
こちらの「ストップいじめ!ナビ」では、いじめや嫌がらせから抜け出す攻略アイテムの紹介や、よくあるQ &Aを紹介してくれています。
↑例えばこんな質問。気になるものはあるかな?
(参照:http://stopijime.jp/faq.html)
4. PILCON(ピルコン)
NPO法人ピルコンは、性の健康と権利について誰もが気軽に「学べる」「語り合える」「相談でき、支援につながれる」環境を実現することを目指して活動している団体です。
HPの「HAPPY LOVE GUIDE」では、恋愛や性のことに関するいろんな悩みに寄り添ってくれるコラムや動画がたくさん用意されています。
<項目一覧>
恋愛、男性のからだ、女性のからだ、妊娠・中絶、避妊、アフターピル・緊急避妊性感染症、コンドーム、子宮頸がん、LGBT・多様な性のあり方、セルフプレジャー、などなど
また、「ピルコンにんしんカモ相談」という、避妊や検査、支援先などの正しい情報を即座に自動応答で答えるLINEのチャットボットも用意されています。
LINEで気軽に質問できるので、とりあえず友達追加しておいてもいいかもしれませんね。
5. Mex(ミークス)
最後はこちら。
Mex(ミークス)は、「みなさんをサポートしたい」と思っている大人たちが行っているサービス情報を簡単に調べることができる「10代のためのWebサイト」です。
↑このように、悩みやこだわりに応じた相談先やコラムなどを、チェックするだけで簡単に見つけることができます。(参照:https://me-x.jp/c-search/)
ここでは紹介しきれなかったものもたくさん見つかるかもしれません。
何かで困ったときにはぜひ活用してみてくださいね!
おわりに
ここまで、子どもたちの「こまった」に応えようとしている様々な活動を見てきました。
普段生活しているコミュニティの外側に少し目を向けると、みなさんのことを支えたいと考え行動している大人たちが意外とたくさんいることに気づくかもしれません。
もし何かで困ったときには、このことをちょっと、思い出してみてくださいね。
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