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AdobeMAX Japan2025にはじめて参加してみた
こんにちは!
クリーヴァ株式会社のデザイナーいとうです。
2月13日に東京ビッグサイトで行われたAdobeMAXに初参加してきました!
その模様をレポートにしてまとめたので、シェアしていきたいと思います。
AdobeMAXってなに?
そもそもAdobeMAXとは、アドビシステムズ社が主催する、世界最大級のクリエイティブカンファレンスです。
クリエイターのための祭典として、毎年世界中のクリエイターやデザイナー、写真家、映像制作者などが参加しています。
毎年、Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどのアドビ製品最新機能やアップデートが発表されることや、トップクリエイターによるセッション、ワークショップが人気です。
会場内のセッションは完全予約制となっているため、聞きたいセッションが満席だった場合はリアルタイムで参加できない仕組みになっています。
(予約開始すぐに取るのがおすすめ!行きたかったセッションに参加できないなんてこともありますからね…)
まず初めに、キーノートというAdobe製品の最新情報が聞ける大型セッションが行われるのですが、私はその予約をし損ねていたのでお昼前に会場に到着しました。
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会場内での過ごし方
会場は既に大賑わいで熱気に溢れていました…!
お昼到着の私たちは腹ごしらえをしようと、場内で販売していたキッチンカーでタコライスを注文。コンパクトながらもなかなか美味しかったです。
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私が登録していたセッションは4つ。
その合間に30分ほど休憩があったので協賛企業が出展している各ブースを回る時間にしました。
どのブースもセッション合間に気軽に立ち寄れるので、いい情報収集の時間になります。
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セッションタイム
今回私は以下4つのセッションに参加してきました。
それぞれ心に残った内容を記録していこうと思います。
生成AIを味方に!イラレ&フォトショで実現する新しいデザイン制作術
社会のトレンドや評価に左右されないデザイナーになるために
イラレ職人コロのイラレマジック2025
Webサイト制作でデザイナーがエンジニアと円滑にコミュニケーションを取る方法は?
生成AIを味方に!イラレ&フォトショで実現する新しいデザイン制作術
デザイナー タマケンさんによるセッションでは、生成AIを味方にしたイラレ・フォトショで実現させる新しいデザイン制作術のお話を聞きました。
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デザイナーだったら一度は躓くであろう、あと少し〇〇だったら…!というかゆいところに手が届く小技をたくさんご紹介されており、どれも実践的な内容で満足度120%でした。
そのうちの1つ「生成塗りつぶし」をご紹介します。
例えば。オレンジジュースの画像を使ってバナーを作りたいけど、元の画像に動きが足りないときは、なげなわツールで選択範囲を選択⇒生成塗りつぶしで「オレンジジュースを注ぐ」のプロンプトを入力。
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すると、注ぎ途中のようなオレンジジュースの画像が出来てしまうのです…!
他にもAIを使用したテクニックをたくさんご紹介してくださいました。
今までデザインで困ったときには自力でどうにか出来ないか考えがちでしたが、今後は大いにAIの力を借りてよりクオリティの高いアウトプットを出していきたいものです。
社会のトレンドや評価に左右されないデザイナーになるために
BEES&HONEY株式会社の今村さんのセッションでは、機能的かつ美しいデザインを追求していくことが、社会のトレンドや評価に左右されないデザイナーになるために必要な要素なのではないか。という仮説から論理的に、哲学的にお話いただきました。
人々の行動からユーザー体験をプロジェクト全体で考えること、デザインだけしていては世の中にプロダクトが広がらないことを実際の案件をもとに紹介されており、
プロダクト自体が唯一無二のものとして世の中に認知されるための長編物語を見ているようでした。
ブレない、確固たる芯のあるデザインをするためには、あなたが「何を美しいと思い」、「何を善いと思い」、「何を真実と従えるか」を認識するところからはじまる。
今村さんの言葉一つ一つに意味がある貴重な時間でした。
イラレ職人コロのイラレマジック2025
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イラレ職人コロさんのセッションでは、パスファインダーやアピアランスの使い方、動画から画像トレースし、ラインアートに挑戦された記録を見ながらやり方をレクチャーいただきました!
正直私はIllustratorをあまり触ったことが無く…それでもコロさんの軽快なお話のお陰でIllustratorの魅力が存分に伝わった素敵なセッションでした。
これを機に基本的なIllustratorの操作を理解していこうと思います!
Webサイト制作でデザイナーがエンジニアと円滑にコミュニケーションを取る方法は?
unshiftの長谷川さんによるセッション。これが一番心に刺さりました、やっぱりプロジェクトを円滑に進めるには、デザイナーとエンジニアのコミュニケーションが不可欠であると痛感しているためです。
目次としては
まずは、プロジェクトを成功させるという心構えが必要
エンジニアがWebサイトを実装するときに気にする点
エンジニアとの共通言語を増やすための基礎知識
やり取りの際に意識したほうが良いこと
この4つ。
中でも、エンジニアがWebサイトを実装するときに気にする点については、余白やフォントサイズに規則性がありルール化できるか?、使い回せるUIパーツがありコンポーネント化できるか?ブレイクポイントはどうするのか?など、エンジニアとデザイナー間で認識統一できていないとブレが生じるところだと思います。
また、あまり意識していなかったのは「画像の縦横比はどうなるのか?」という問いです。
まぁ、ここはいい感じにしておいて!といった丸投げ依頼をエンジニアにしてしまって困らせることのないように、このパターンではどうなる?と考えながらデザインしないと完成しないよな、と改めて思いました。
平面のデザインカンプだけでなく、ホバーアクション、UIStack、レスポンシブ時のデザインなどデザイナーはエンジニアが安心して実装できるように丁寧に下ごしらえしておくこと。
指示書の作り込みで仕上がりに差がつくので、詳細も具体的に伝えることでデザイナーの頭の中のイメージと、実際に実装されたものの誤差を最小限に抑えることができると思います。
エンジニアとデザイナー、職種は違えど同じプロジェクトを作り上げる仲間である以上、お互い思いやりをもってなるべくストレスのかからないやり方を見つけ出せるといいなとコミュニケーションから考えさせられたセッションでした。
おわりに
AdobeMAXはデザインの可能性を体感できる、AIとのコラボレーションでより一層デザインの未来を感じられる場所でした!
今回の学びを糧に、これからも「よりよいデザイン」を提供していけるように日々切磋琢磨しようと思います。
クリーヴァ株式会社では様々な企業様のDX開発・新規開発をご支援しております!
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