シチリニスト検定(案)
シチリニスト憲章(案)の、
第七条には、
やきやきをたしなむものは、
やきやきを通じて常に、
自らを律し、自らを諫め、
やきやきの質を高める努力を、
厳しく追求しつづけねばならない。
とあり、また、
同憲章(案)の第十ニ条には、
シチリニストは、
その技術・資質により上から、
極上・特上・上・中・下と分類され、
すべての人はまず、
下シチリニストから始まる。
とある。
参照記事はこちら↓
この2つの条項に基づき、
シチリニストの技術向上をめざし、
さらなる至高のやきやきを求め、
シチリニスト検定(案)を行う。
以下に述べる各裁定項目において、
その条件を満たしたものは、
極:極上シチリニスト
上:上シチリニスト
下:下シチリニスト
相当と分類する。
特上と中は、極と上、上と下、
それぞれの中間相当とする。
○裁定項目
○場所
極:専用に整えた場所がある
上:専用ではないが、場所がある
下:なんとかたまにできる
○七輪
極:二台以上ある
上:一台ある
下:借りたらある
○炭選び
極:専用の炭を創っている
上:こだわって組み合わせている
下:とりあえずある
○炭の入れ方
極:創造性にとみ、独自性がある
上:全体を見越して適度に調整できる
下:とりあえず入れる
○火起こし
極:着火に道具を用いない
上:スムーズに着火できる
下:着火剤とバーナーを使う
○準備
極:日常はやきやきのためにある
上:いつでも問題なくできる
下:かなり調整が必要
○道具
極:特製で厳選された専用のもの
上:自前で問題なく使えるもの
下:借りたもの
○服装
極:普段着がやきやき専用
上:やきやき用がある
下:特にこだわりはない
○心構え
極:天と地、自然の摂理、やきやき
上:やきやきにより全てが満たされる
下:炭のにおいは苦手
○食材選び
極:山野、海川から自前で調達
上:旬のものを、工夫して使う
下:とりあえずあるもの
○下ごしらえ
極:生活に組み込まれている
上:スムーズかつ、食材に適した形
下:あまり興味がない
○焼き方
極:焼き方は生き方である
上:その食材に応じた適切な焼き方
下:焼けりゃいいでしょ
○網の載せ方
極:それはもはや芸術と呼べる
上:まんべんなく、きれいに
下:載せれるだけ載せる
○ひっくり返し
極:返す返さないは問題じゃない
上:ひっつかず、きれいに返せる
下:返したり返さなかったり
○味付け
極:味覚を超越し五感を直接刺激する
上:基本は塩のみ、あとはお好み
下:食えりゃいいデショ
○撮影
極:物理を超越しイメージを共有
上:美味しさとシズル感も伝わる
下:撮りゃいいんでしょ撮りゃ
○紹介
極:一瞬で全世界に共有
上:楽しさとワクワクをあなたに
下:したりしなかったり
○情報収集
極:ありとあらゆる情報を網羅
上:天気予報と、家族スケジュール
下:そんなんしらん
○予算
極:可処分所得を全てやきやきに捧げる
上:約1000円/人以内で楽しむ
下:高い肉はうまいに決まってる
○時間
極:もはや概念すら意味を持たない
上:じっくり、ゆっくり
下:はよ焼きなはれ
○日常生活との兼ね合い
極:日常?それがなんだって??
上:洗濯物はしまう、窓もしめる
下:くさいからあまりしたくない
○継続性
極:生まれてずっと、これからも
上:2週間に一度くらいはしたい
下:年に一回あるかないか
○成長性
極:あえて焼くという形をしてるだけ
上:前回よりレベルアップを目指す
下:とくに必要はない
○SDGs
極:無から有、有から無
上:無理なく持続可能なやり方
下:なにそれ
○究極
極:個にして全、全にして個
上:無理なく生活に溶け込む
下:なにそれ、おいしいの?
シチリニスト検定は、
年に一度、行うこととする。
骨子は以上。
ちなみに。
シチリニストは江戸時代に、
極上シチリニストをも排出し、
その隆盛を極めた。
しかし、長い歴史とともに、
生活様式が変わり、今日に至り。
このnote上で現存確認できるのは、
上シチリニスト、1名のみである。
その由々しき現状を打開すべく。
未確認のシチリニストの発掘と、
シチリニストの育成を目的とした、
シチリニスト協会(案)の、
発足が予定されている(ウソ)。
現存するシチリニストの、
貴重な記録はコチラ↓
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