元飲食店従業員が、月収100万円を達成するまでにやったこと
元俳優、コロナ禍で動画編集の魅力に気づく
──よしかねさんが、フリーランスを目指そうと思ったきっかけを教えてください。
前職は飲食店で働いていたのですが、コロナの影響で不景気になってしまいました。休業が多くなり、ボーナスも出なくなって。
仕事の休みが続くなか、YouTubeを見ていたら、たまたまクリエイターズジャパンの講師・佐原まいさんの動画を目にしたんです。
この期間に動画編集を学びたいと思い、去年の夏に入会しました。
プレミアプロ講座で学びながら、クラウドソーシングサイト経由で仕事をとり始めたら、結構順調で。
当時本業の飲食店では手取りで月収20万円ほどだったのですが、半月で超えてしまいました。
2ヶ月連続で副業収入が本業を上回り、60万円に到達したので、会社を辞めてフリーランスになろうと決意しました。
──“動画編集者”を選んだ理由は何でしたか?
飲食店で働く前まで俳優業をやっていました。
コロナ期間中、時間があったため昔の役者仲間を誘って、試しに映画を撮ってみたんです。
当時はカメラもパソコンも持っていなかったので、スマホ一台で撮影・編集までやってみました。なんとか完成させることができて、すごいな、できちゃったなって(笑)。
そこから動画編集に興味を持つようになりました。
俳優をやっていた頃から、制作チームの存在は身近にありましたし、今更俳優はできないかもしれないけど、裏方ならできるかもしれないな、と。
24時間丸々働くことも。紹介で仕事が増えた
──現在の仕事内容や収入、具体的な働き方を教えてください。
テレビやYouTube・TikTokの編集ディレクター・エディターをしています。
稼働時間は結構えぐいですね(笑)。朝の11時くらいからスタートして、翌朝の11時まで、丸々24時間働くことも。
収入はアベレージで月100万円を超えるくらいですね。今は年収2,000万円を目指しています。
──すごいです……。月収100万円を達成するまでの過程を、具体的に教えてください。
クリエイターズジャパンの講座を受けるなかで「クラウドソーシングサイトに登録してみよう」という項目があるんです。
プロフィールを記載する際には、カリキュラムで学習した通り、企業に寄り添うことを意識しました。
これから営業文を送ろうかと思っていたところ、企業さんから案件依頼のメッセージが来たんです。
たまたまプロフィールを目につけてくれたようで、その点は本当に運が良かったですね。
しかも最初の仕事は、大手学習塾さんからの大きめな案件でした。
1本5〜10分のYouTube動画で3〜4万円をいただいて。週に3本の依頼があったので、1週間で収入10万円を突破。
そこからは紹介の連続でしたね。
あとはAfter Effects(Ae)で仕事を取り始めてから、動画編集者ではなく、映像クリエイターになりました。
0から1を作ることには相当な価値があるので、単価アップを求めるならAeを学ぶことをおすすめします。
1分間のこだわった動画を作るのに、3万円ほどもらえたりするので。
必ずお酒を酌み交わす。相手に寄り添うことが大事
──紹介続出につながった理由は何だと思いますか?
クリエイターズジャパンのサロン内で営業に関する記事を読んで、それをほぼ丸パクリさせてもらいました(笑)。
など、様々なコツをこと細かく書いてくれているんです。
そこから僕なりに試行錯誤。
頼まれてもいないのに、サムネイルを無料サンプルで3種類作ってみたんです。「こんなサムネイル作れますよ」みたいな感じで。
それを続けていたら「じゃあ次回からサムネイルも頼もうかな」となって、単価が上がりました。
クライアントとは徐々に仕事内容だけでなく、日常会話もするようになり、飲みに行ったりしてフレンドリーになっていきました。
そこから他企業さんにも紹介していただけるようになりましたね。
──クライアントと親密になれるテクニックがあれば教えてほしいです。
僕はオフラインで会う時は、必ずお酒を酌み交わすようにしています(笑)。
一緒にお酒を飲むと、打ち解けるスピードが段違いに早いんですよ。お酒飲む時って、恥ずかしい一面をお互いに見せ合ったりするので。
文章のやりとりだけだと相手の顔が見えないので、極力、顔を合わせて、目を見て話すようにしています。
仕事とはいえ、相手は”人”なので。
オンラインでもzoom飲みに積極的に参加するように心がけています。
人生が180度変わり、違う人の人生を歩んでいるみたいです
──実際にプレミアプロ講座を受けてみて、受講前後でどんな変化がありましたか?
もう……人生変わりましたね。収入面はもちろん、人との関わり方も変わったと思います。
会社という小さな組織の中での上下関係は、今は皆無なので。違う人の人生を歩んでるみたいな感覚です。
スキル面で言うと、去年まではパソコンを持っていなかったんです。MacbookもZoomもはじめて触りました。
パソコンの使い方から学ぶスタートでしたが、今では映像クリエイターとして仕事ができるように。
人生、ほんと何が起こるかわかりませんね。
──どんな方に『クリエイターズジャパン』をおすすめしたいですか?
「興味はあるけどできない」という人は絶対にやるべきです。寝る間を惜しんででもやる価値はあると思います。
何がきっかけで、人生が変わるかなんてわかりません。
興味があることには、どんどん手を伸ばしていくことをおすすめします。
──仕事をするうえで、大切にしている価値観はなんですか?
妥協しないことです。「まあこれでいいや」で仕事を終わらせることは絶対にありません。
ちょっとでも気になったことはやり直したり、深堀りしたりして、こだわり抜きます。
たとえばアニメーションの位置を決める際には、必ず定規の機能で正確に測ったりとか。
モチベーションの源泉は「家族の存在」
──動画編集の世界に飛び込んで1年足らずで、これだけの成果を残すには相当なエネルギーで取り組んできたのだと思います。何がモチベーションの源泉になっているのでしょうか?
一番は家族ですね。僕の身勝手で会社を辞めて、好きなことをやらせてもらっているので。
妻や小学4年生の子供に迷惑はかけられないので、モチベーションがどうというよりも「使命」だと思って働いています。
普段は家で働いているので、家事もできる限りやるようにしています。一生懸命編集作業をやっていて、レンダリング中に風呂を急いでためたり(笑)。
──では最後に、今後の展望を教えてください。
もう少ししたら、法人化をして信用性を高めて、社会貢献していきたいです。
チームメンバーを従業員に迎えたいと考えていますが、まずは今の仕事をしっかりと継続させることが目標ですね。
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