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人脈ゼロ状態から、ポートフォリオサイトをちゃんと作って仕事をゲットした話

「そもそも、ポートフォリオサイトっていうのは作っても仕事の依頼が来なくて当たり前、そんなもんでしょ」

そう思っている人に、私の体験をお話ししたい。


最初のポートフォリオサイトはまるでダメだった

私は、フリーランスになる前にポートフォリオサイトを作った。紙・ウェブどっちもできるデザイナー、みたいな感じで活動していた。人付き合いは好きな方ではないので、コネや人脈も全くない。なんとかポートフォリオサイトが独立のきっかけになればいいなと思っていた。

しかし、そのころのポートフォリオサイトから来た問い合わせは、3ヶ月で5件。仕事の依頼はひとつもなかった。来たのはアフィリエイト業者の勧誘とデザイナー冊子に掲載しませんか (有料) という逆営業、残りは知り合いから「頑張ってね」というコメントだけだった。

「どうせ作ってもダメなんだ」、私もその時はそう思ったが、あるきっかけで考えが変わった。

デザイナーの仕事は、B to CではなくてB to B

それは、仕事で必要があって、企業向けのウェブサイトの作り方について調べた時だった。B to B、B to Cという概念について初めて知った。ある事業者が一般人に向けて商品を売るのと、ある事業者が別の事業者に専門的なサービスを売るのとでは、やり方が全く違うというのだ。

デザイナーの仕事は、B to CではなくてB to Bなのでは? ということにそのとき気づいた。

私はそれまで、多くのデザイナーがそうであるのと同じように、素敵なビジュアルを作ることにしか興味がなかった。そして、単純に多くの人に作品を見てもらえば仕事が来る、と思っていた。そこが間違っていたのかも?

そこで、企業のウェブサイトに求められる要素で、デザイナーが真似できる要素はなんだろうと考え、そうやってポートフォリオサイトを作り替えていった。

しばらくして、無事、ポートフォリオサイトから仕事依頼が来るようになった。

ポートフォリオサイトの問い合わせフォームから最初に来た仕事は、食品関係の小さなパンフレット制作だった。依頼元はちゃんとした企業で、担当の方は私をいちプロとして対等に扱ってくれた。とても嬉しかった。

こんな経験を何度か重ねるうち、私は晴れてフリーランスに移行できた。

仕事依頼の来るポートフォリオサイトは、作れる

何を隠そう、私も昔は、多くのクリエイターと同じように、見た目先行で仕事に結びつかないポートフォリオサイトを作っていたんだ。

でも、それを変えることができた。
仕事依頼の来るポートフォリオサイトを作ることができた。

何をどう変えたのか、どういう考え方に変えたのか、という話をまとめた記事を書いてみた。

ぜひ、あなたも取り組んでみてほしい。営業が苦手、人脈とかそういうの苦手、という人にこそ、ポートフォリオサイトが強い味方になってくれるはずだ。

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