電子書籍だと読解力が落ちるが、打開策もある!?
電子書籍だと読解力が落ちるが、打開策もある!?
昭和大学医学部の研究によると、電子書籍で本を読むと読解力が低下することが示されています。
介入
被験者:34人の大学生(平均年齢20.8歳、男性14名女性20名)
内容:被験者に紙媒体と電子書籍でそれぞれ本を読んでもらい、読解力がどう変わるかどうか調べた
計測:内容に関する質問のスコア。加えて、読書中の呼吸と脳の活動を計測
被験者には前頭前野の活動を計測するヘッドバンド(機能的近赤外分行法)と呼吸のパターンを測定するエアロモニターを装着してもらう。村上春樹の小説から抜粋した文章を読んでもらい、読解力のテストを受けてもらった。
その際、それぞれの被験者の読み方を2パターンで比較。
紙で読む場合
スマホで読む場合
その後、それぞれの内容に関する10の質問に答えてもらった。
結果
テキストの内容に関わらず、紙媒体で読んだパターンの方が読解力のスコアが高くなった
紙媒体で読むパターンでより多くのため息が誘発された
スマホでのパターンは左側の前頭前野の活動が活発になり、ため息が減少していた
考察
やはり、スマホで読むときは紙媒体で読むときに比べて読解力が下がってしまうようです。
なお結果2について、読書中にため息が増えるのは、脳の認知負荷が高まった時に脳の機能を回復させようとする働きだと考えられます。しかし、結果3を見て分かるように電子書籍で読書をすると、呼吸の深さが減ってしまうことで脳の負荷が強くなってしまうのでしょう。
【本日の行い】深呼吸に気をつけて電子書籍を読んでみよう
電子書籍で読みたい場合には意識的に深呼吸を増やすといいのではないかと推察されます。こまめに休憩を取って、休憩時間には深呼吸や瞑想を行うなどの対策をするといいかもしれません。