目標の立て方を間違えると不幸になってしまう!?
この記事はこんな方にオススメ
高い目標を設定して心が苦しくなっている
やりたいことを見つけているはずなのに充実感がない
今回はメンタルに良い目標の立て方について解説します。
「回避型」ではなく「接近型」の目標を
目標の立て方には二つの種類があります。
回避型の目標:マイナスの状態を避ける目標 (例:太らないようにする)
接近型の目標:プラスの状態を目指す目標(例:理想の体型に近づく)
このうち、メンタルにいいのは接近型の目標です。
根拠となる研究
実際に、ある研究によると回避型の目標を持っている人は幸福度が低い傾向があるぜ~という結果が出ています。
実験の介入
17歳から37歳の大学生166人を対象に、個人的に抱いている目標を10個ほどリストアップしてもらった
その後、1学期間(4ヶ月から5ヶ月)の 幸福度を測定した
実験の結果
立てた目標が回避型の目標が多い人ほど、元々の幸福度が低く、学期末の測定では学期が始まる前よりも幸福度が低下している傾向がみられた
実験の考察
つまり、あまり幸福ではない人は回避型の目標を立てがちなだけでなく、回避型の目標を持ち続ける事によって長期的にも幸福度が低下していく危険性があるということが言えます。
理由としては、「~~しないようにする」という目標を立てると、マイナスのキーワードが頭にこびりついてしまうからだと思われます。例えば「スイーツを食べないようにする」という回避目標だと、「スイーツ」というキーワードが頭に焼き付いてしまい、目標とは反対方向に意識が向きがちになってしまいます。
【今日の心トレ】無意識に抱く回避型の目標をチェンジしよう
無意識のうちに 回避型の目標で抱いている場合もあります。
例えば、僕は専門学生時代に会社でのインターンシップや面接の練習などを経験していくうちに「絶対会社に入りたくない!」と思うようになりました。
「会社で働かされないように会社に依存しなくても必要とされる人間になりたい」と志し、いろんな勉強に必死になっていましたが、これが落とし穴だったように思えます(笑)
頑張っている理由が「会社で働かされたくないから」という動機だったため、頑張るのが苦しくなり、結局何も身にならないまま中退してしまった次第です。
「会社で働きたくないから頑張ろう」→「場所を問わず自由に働けるように頑張ろう」
このような少しの心理の変化でも、メンタルを保てた可能性はあったように思えます。
ステップ1:知らず知らずのうちに回避目標になっているものピックアップしてみよう
自分が取り組んでいることで、回避型になっている目標を、接近型目標にチェンジさせてみましょう。
「社畜のままでいたくないから、独立を目指そう」→「自分が考えたアイデアで社会貢献したいから独立を目指そう」
「デブキャラとしてからかわれたくないからダイエットしよう」→「優れた体調で毎日生活したいからダイエットしよう」
「ニキビだらけになりたくないから揚げ物やお菓子を控えよう」→「食べると満足感があるからチキンやサラダをたくさん食べよう」
【獲得経験値】
☑️回避目標を接近目標に変更した