067◎№094【色々な形をしたファンシーカットのこと】
◎№094【色々な形をしたファンシーカットのこと】
おはよう、テルです。
今回は、『【色々な形をしたファンシーカットのこと】』として『ダイヤモンド』のカットの形には色々(ファンシーカット)があります、そのお話をします。
◎一般的に知られている『ダイヤモンド』の『カット』を『ラウンドブリリアントカット』と云いますが、大きく分けるとそれ以外の形をしたものを全て『ファンシーカット』と云います。
科学的に、光学的に研究した結果『ダイヤモンド』の持っている輝き、煌めき、虹色が最大限に発揮できる理想が『ラウンドブリリアントカット』なんです。
本当は全ての『ダイヤモンド』をこの理想的な『ラウンドブリリアントカット』にすれば美しく輝くダイヤモンドばかりできるのですが実際にはそうもいきません。
自然界で誕生し、生成するものですから、全て大きさも形も品質も違う個性的なものが生まれてくるわけです。
採掘された原石を全て『ラウンドブリリアントカット』にしたいのですが実際の原石には、八面体、六面体、一二面体もありますが、それだけではなく双晶と云って色々な結晶が組み合わさって形も丸から長方形やいびつな形まで多様にあります。
それを効率的に無駄なくカットするには、やはりその元々の原石の形を出来る限り壊さずにカットする必要が出てきます。
元々の原石の形が、長方形なら『エメラルドカット』へ、楕円形なら『オーバルカット』へというように出来る限り『歩留まり』を良くする『カット』が結果的に色々なファンシーカットとして生まれてきたわけです。
◎『ファンシーカット』の代表的なカットを紹介します。
〇オーバルカット…楕円形にカットしたものです。
縦と横の比率の違いによって、細長い物と丸に近いものではその印象が違います、共に丸(ラウンド)ではないということです。
〇ハートシェイプカット…この名の通りハートの形にカットしたものです。
ハートの形にも色々あります、きれいなハート型もとがって三角形のようなものもありますが、ハート型にカットできる原石は少ないので希少であることは確かです。
〇エメラルドカット…エメラルドに良く使われる長方形のカットのことです。
四角い面があるため、ブリリアントカットのように多くの面はありませんので、結果的に輝きは少なくなります。
〇ペアシェイプカット…洋ナシの形とも涙の形ともいうカットです。
とがっている部分を上にするか、下にするかで見た目の印象が違ってきます、指輪以外にペンダントなどにも使われるデザインです。
〇プリンセスカット…正方形のカットですが、プリンセスというネーミングが良く合う可愛く品のあるカットです。
同じ四角でもエメラルドカットは四角い面が大きいのですが、こちらは四角い面が小さいので、それだけ輝きが強くなります。
〇マーキースカット…舟形のカットです、フランスのルイ15世がポンパドゥール夫人に公爵の称号を与えたことにちなんで命名されました。
こちらもオーバルカット同様に縦と横の比率によって印象が異なります。
※この『カット』の形は基本的なものですがこれらの『カット』をミックスしたようなものを考えれば『カット』の形は無限にできます。
これで『【色々な形をしたファンシーカットのこと】』のお話を終わります。
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