082◎№017【100種類の宝石の分類の仕方について】結晶系、化学組成での分類
◎№017【100種類の宝石の分類の仕方について】結晶系、化学組成での分類
おはよう、テルです。
こちらも軽く聞き流して頂ければ良いのではないかと思います。
それでは、『【100種類の宝石の分類の仕方について】結晶系、化学組成での分類』のお話しをします。
◎ほとんどの宝石は鉱物ですから、鉱物学的に結晶系と化学組成からの分類ができます。
雪の結晶を顕微鏡で見たことがある方もいるのではないでしょうか、雪の結晶といっても色々な形がありますよね。
その雪の結晶の形の違いは、その結晶が出来る時の自然環境(温度や水蒸気の量)の違いによるわけです。
宝石の結晶もその生成過程での自然環境また構成成分によっても変わってくるわけですが、当然法則性はあるわけです。
◎結晶構造(結晶系)は、
等軸晶系、正方晶系、斜方晶系、単斜晶系、三斜晶系、六方晶系、三方晶系の7つに分類されています。
これ以上のご説明は敢えてしませんが、
この宝石は○○晶系であるということが解かると、その石の形や特徴、また性質までも想像できるようになるものです。
全ての宝石についての結晶系を知る必要はありませんが、
その宝石の真贋(しんがん)を見極める時には、多いに役立つ知識となることは確かですので、最低限、代表的な有名宝石(四大宝石や水晶系)の宝石の結晶系のことは知っておくことをお勧めします。
例えば、ダイヤモンドは等軸晶系の結晶構造を持っていますし、水晶は六方晶系という結晶構造を持っていますなどです。
結晶系が何であるかが分かれば、その石の割れ方、光の反射の仕方や色の見え方などもおおよその想像がつくものです。
◎それでは次に、化学組成による分類のお話をします。
〇化学組成とは、『ある物質を構成する元素や化合物などの化学成分が、それぞれどれくらいの比率で含まれているかを示したもの。』…出典:デジタル大辞泉(小学館)
とありますが、つまりその鉱物がどのような元素や分子の組み合わせで出来ているかということですよね。
それでは具体的な宝石を例にお話しします。
〇一番有名な宝石であるダイアモンドは、化学組成は『C』炭素です。
この炭素原子が等軸晶系と呼ぶ規則性で組み合わされるとダイアモンドになります。
同じ炭素でも、規則性が六方晶系となると石墨になります。
〇二酸化ケイ素という化合物で出来た『ケイ酸グループ』の宝石類を書いておきますと、
水晶、アメジスト、シトリン、ローズクォーツ、カーネリアンや各種メノウ類からオパール…と多種多様にあります。
その他にもガーネットグループ、トルマリングループ、長石グループ、コランダムグループなど多数ありますが、その一つ一つについては個々の宝石の説明の時にお話しします。
それでは『【100種類の宝石の分類の仕方について】結晶系、化学組成での分類』のことはこれで終わりたいと思います。
次回は、宝石特有の『色、透明度、特殊効果での分類』の仕方をお話します。
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