061◎№046【プラチナ(白金)について】その2
◎№046【プラチナ(白金)について】その2
おはよう、テルです。
今回は『【プラチナ(白金)について】その2』として宝飾品(ジュエリー)に使われているプラチナ合金や割金のことをお話しします。
◎プラチナのモース硬度は、4~4.5ですので、金や銀よりも硬いのですが、やはり宝飾品としては柔らかく変形しやすいので、他の貴金属等を混ぜて合金にします。
◎国際標準化機構(ISO)及び一般社団法人日本ジュエリー協会(JJA)には、金、銀同様、ジュエリー用プラチナ合金の純度は、千分率で表記する。
この規格には Pt950, Pt900, Pt850 の3区分がある。
日本国内では、宝飾品として販売される白金(合金)の品位は、上記のほか、Pt999(最低値をあらわすので999)が正しい。
2012年4月から造幣局も1000を999に変更)を加えた4区分が一般的である。
また、プラチナジュエリーと呼称できるのは、Pt850以上とさだめている。
と難しく書かれてありますが、分かりやすくお話しますと。
○貴金属の純度は、千分率表示です。
つまり、Pt900の純度は1,000分の900がプラチナですので、純度90%のプラチナということになります。
○プラチナは、Pt950、Pt900、Pt850、Pt1000(純度でいえばPt999が本当の純度表示ですが、一般的にはPt1000として表示されています)の4区分があります。
※実際にはプラチナは、金や銀の純度99.99%以上を純度100%と表示のような高い純度は存在せず、99.95%が限界です。
○プラチナジュエリーと呼称できるのは、Pt850以上です。
○但し、地金価格高騰の影響を受けて実際には、K18の品位にあたるPt750やK14にあたるPt585の製品などが市場に供給されていますが、これをプラチナと呼ぶべきかという議論があります。
◎プラチナの刻印とその割金のこと。
○Pt1000(純度99.95%以上)…純プラチナ(純白金)のこと。
○Pt950(純度95.0%以上)…外国では一般的ですが、日本では使われることは少ない。
○Pt900(純度90.0%以上)…加工のしやすさに優れているので日本製に多い。
○Pt850(純度85.0%以上)…ネックレスに使われることが多い。
○他にもプラチナ(白金)を表す刻印には、Pt以外にPmもあります。
また、中国ではPt1000を『純白金』、『正白金』と刻印することもあります。
○割り金としては、同じ白金族のパラジウム、ルテニウム、イリジウムが多いのですが、他にも金、銀、銅もその用途に合わせて使われています。
長くなりましたので『【プラチナ(白金)について】その2』を終わります。
次回は『【プラチナ(白金)について】その3』として人類とプラチナの歴史などのお話しをします。
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