089◎№134【古代、太陽の石と云われた宝石・トパーズ(Topaz)について】その2(トパーズの特性やトパーズ仲間など)
◎№134【古代、太陽の石と云われた宝石・トパーズ(Topaz)について】その2(トパーズの特性やトパーズ仲間など)
おはよう、テルです。
今回は、『【古代、太陽の石と云われた宝石・トパーズ(Topaz)について】その2としてトパーズの特性やトパーズ仲間などのお話をします。
◎『トパーズ』には、多種多彩な色があります、無色、水色、黄色、オレンジ、ピンク、紫色、茶色そして稀少な赤色などがあります。
鮮やかな赤からピンクがかった、またオレンジかかった石を『インペリアルトパーズ』と呼んで、特に価値が高く評価されます。
◎『トパーズ』の代表的な色相は。
『トパーズ』といえば黄色い石のイメージが強いのですが、実際にはカラーバリエーションが大変豊富な宝石なんです。
その豊富なカラーバリエーションのうち特に人気のあるものをお話します。
○『インペリアルトパーズ』
インペリアル(皇帝)という名称の通り、『トパーズ』の中でもっとも価値が高く、大変人気があります。
色は、シェリー酒を思わせるような絶妙な色合いで、主な産地はブラジルになります。
○『ピンクトパーズ』
ブラジル産の『インペリアルトパーズ』に加熱処理を施したものが一般に市場に出回っています。
色相は、ピンクサファイアやピンクダイヤモンドに似ていますが、価格がお手頃ということで人気が高くなっています。
○『ブルートパーズ』
『ブルートパーズ』は、ブルーにもその微妙な色合いの違いで5種類ほどに分かれます。
数は少ないのですが、アクアマリンに似た色合いの「天然ブルートパーズ」、「スカイブルートパーズ」、「スイスブルートパーズ」「ロンドンブルートパーズ」「ロシアンブルートパーズ」などとなります。
○『シャンパントパーズ』
『シャンパントパーズ』には、色の薄い無色に近いものから、ライトブラウンまで幅広いカラーバリエーションがあります。
※尚、『インペリアルトパーズ』以外の石の多くは、人工処理(照射や加熱による処理)をして青色やピンクなどにされています。
特に『ブルートパーズ』は、基本的に人工的に照射処理を施してあるものが普通です。
◎『トパーズ』の鉱物学的な特性とは。
名称:トパーズ(Topaz)。
和名:黄玉(おうぎょく)。
鉱物名:ケイ酸塩鉱物。
化学組成:Al2(F,OH)2SiO4。
結晶系:斜方晶系。
色:多彩。
屈折率:1.619~1.627。
比重:3.53(3.4 - 3.6)。
モース硬度:8。
◎『トパーズ』の原産国は。
ロシア、ブラジル、パキスタン、アフガニスタン、ミャンマー、スリランカ、アメリカ、そして日本などです。
○特にブラジルのミナスジェライス州は、高品質な『インペリアル・トパーズ』の重要な産地の一つであり、またイエローからオレンジ、レッド、ピンク、そしてバイオレットなどの多彩な色の『トパーズ』が産出されます。
○以前は、ロシアとブラジルが高品質の『トパーズ』の主な産出国でしたが、1,980年代からパキスタンやアフガニスタンから『ピンク・トパーズ』が産出されてきましたが、大変に量は少なくなっています。
その他にもミャンマー、スリランカ、アメリカや日本でも淡い青色、黄色、無色の『トパーズ』が採れます。
それではこれで『【古代、太陽の石と云われた宝石・トパーズ(Topaz)について】その2(トパーズの特性やトパーズ仲間など)』を終わります。
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