071◎№145【柘榴石と呼ばれるワインレッドの宝石・ガーネット(Garnet)について】その2(ガーネットの特性やグループ(族)など)
◎№145【柘榴石と呼ばれるワインレッドの宝石・ガーネット(Garnet)について】その2(ガーネットの特性やグループ(族)など)
おはよう、テルです。
今回は、『【柘榴石と呼ばれるワインレッドの宝石・ガーネット(Garnet)について】その2』としてガーネットの特性やグループ(族)などのお話をします。
◎おそらく『ガーネット』は、宝石の中でも最も種類(一族の範囲)が広く、その数が多い宝石だと思います。
この『ガーネット一族』の鉱物的な特徴や科学的な特性などは、調べれば調べるほど複雑で難解で分かりにくくなってしまいます。
ある文献にある『ガーネット・グループ』の種類の数は、ある人は7種類と云い、別の人は14種類と云い、多い人では38種類もあると云います。
またある人は、この『膨大にあるガーネットの種類には途方に暮れてしまう。』と嘆いている方もおられます。
ともかく、『ガーネット』という鉱物種には、たくさんの仲間がいて大所帯の一族であるということだけはよく分かりました。
唯、宝石品質の石の『ガーネット』に絞って考えると5から7種類の『ガーネット・グループ』に分けられるということが云われていますので、私、テルはその間をとって『6種類のガーネット(グループ)』について簡単に説明したいと思います。(笑)
※今までの経験や知識と私の先生からのアドバイスを受けて以下の6種類の『ガーネット』に絞ってお話しをしようと思います。
尚、これだけ分かれば、日本の宝石専門店での商品選びに充分通用するはずでございます。(^O^)
◎まず、『ガーネット』の全体的に鉱物学的な特性とはのお話をします。
名称:ガーネット(Garnet)。
和名:柘榴石(石榴石、ざくろいし)。
鉱物名:ケイ酸塩鉱物(ネソ珪酸塩鉱物)のグループ。
種類:ガーネット(代表的な6種類のガーネット)。
化学成分:
○パイロープ:Mg3Al2(SiO4)3…アルミニウムを主元素とする深い赤色のパイロープ。
○アルマンディン:Fe3Al2(SiO4)3…ピンクがかった赤色のアルマンディン。
○スペサルティン:Mn3Al2(SiO4)3…黄色からオレンジ色のスペサルティン。
○グロッシュラー:Ca3Al2(SiO4)3…カルシウムを主元素とする緑色のグロシュラーライト(ツァボライト)。
○アンドラダイト:Ca3Fe2(SiO4)3…多様な色(黄色~緑色、黒色)を持つアンドラダイト。
○ウバロバイト:Ca3Cr2(SiO4)3…濃い緑色のウバロバイト。
結晶系:等軸晶系で、結晶は菱形十二面体または偏方多面体となる。。
色:多彩、青色以外のほとんどの色(無色、黄色、褐色、赤色、緑色、黒色など)。
屈折率:1.72 - 1.94。
比重:3.47 - 4.15。
光沢:ガラス光沢。
モース硬度:6.5 - 7.5。
○1月の誕生石です。
原産地:インド、ケニヤ、マダガスカル、マリ、モザンビーク、ナミビア、ナイジェリア、ロシア、スリランカ、タンザニアなど。
これで『【柘榴石と呼ばれるワインレッドの宝石・ガーネット(Garnet)について】その2(ガーネットの特性やグループ(族)など)』を終わります。
次回は、『ガーネット』その3として6種類の『ガーネット』のことなどのお話をします。
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