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077◎№086【ダイヤモンドのその輝きと美しさの理由とは】その2

◎№086【ダイヤモンドのその輝きと美しさの理由とは】その2

おはよう、テルです。

今回も『【ダイヤモンドのその輝きと美しさの理由とは】その2』として最も硬いこの鉱物である『ダイヤモンド』をどのようにカット及び研磨するのかということについてお話をします。

◎『ダイヤモンド』がその特殊な化学組成や結晶の形によって『硬度10』という鉱物の中でも最も硬い物となったわけです。

但し、それだけでは唯の硬いだけの石としての価値しかないものだったわけです。

そのアダマス(征服されざるもの)と云われた権力の象徴としてのその高貴な石がある時を境に美しい宝石としての輝く光を獲得するようになるわけです。

どんな手段を使っても、どのような器械を使っても磨くことももちろん加工さえも出来なかった『ダイヤモンド』をその同じ『ダイヤモンド』で磨くという発想の転換をした時から『宝石の王様』としての道を進み始めるわけです。

※ここで疑問に思うことはないでしょうか。!?

私、テルはこの話を知った時に『同じ硬さの物同士をこすり合わせたって、そんなに簡単に磨けるものなのかなって。?』疑問が湧いてきたのです。

そうでしょ、世界で一番硬い『ダイヤモンド』を同じく最も硬い『ダイヤモンド』で磨くわけですから、そんなに簡単に磨けるのかなって、思ったわけです。

どのくらいの時間がかかるんだろうって、いやきっと何日もかかるのでは、もし大きな石だったら何ヶ月もかかるのではないのかなって単純に考えたわけです。

※ちなみに近代科学が発達して研磨方法が確立していた1,990年代にダイヤモンドの原石(1ctサイズ直径約7mm)を2つに切断する作業を行った際、丸7日間昼夜を問わずフル稼働させてようやく切断出来たという記憶が残っているそうです。

今から約30年前の『ダイヤモンドと人類』の歴史の中で考えれば、つい最近の出来事です。

現在では、研磨技術も進化してはいますのでもっと早くはなっているそうですが、今でも切断するまでには4時間から1日はかかると云われています。

研磨技術がまだ未熟であった時代には、当時の動力での『ダイヤモンド』をカット及び研磨する作業は途方もない時間と労力がかかっただろうと考えますとその努力には、驚きと尊敬の気持ちが出てきますよね。

◎この疑問が解決したのはやはり『宝石学』の勉強の中で『ダイヤモンドのカット(研磨)の仕方』について学んでいた時に、そこに私の長年の疑問が晴れる答えがありました。

◎その私の答えとして見つけた回答は、簡単に云うと以下の2つでした。

○1つ目は、『ダイヤモンド』の『劈開』という特性を利用したカット方法です。

○2つ目は、『ダイヤモンド』の結晶方位によって硬度が異なるというその特性を利用したカット及び研磨方法でした。

長くなりそうなので今回はこれで『【ダイヤモンドのその輝きと美しさの理由とは】その2』としてのお話を終わります。

次回はこの続きを『その3』として具体的にこの特性を利用したカット及び研磨方法のお話をします。

いつもこの【テル!の宝石の部屋】を読んで頂いてありがとうございます。

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(全文)【テル!の宝石の部屋】等のご紹介でございます。❣(´∀`*)ウフフ

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